第九話白斎VS地極。
なんとその時。
あのはくさい様は口寄せの術を放ったの。
『口寄せの術!!』
そして煙と共に姿を現したのは巨大な雷獣だった。
「アレは……………………!?」
「アレって……………大きな………イタチ……………なのかな?」
「ちっがあああーーーーーーーーーーう!!」
私に何故かつっこんでくるはくさい様。
すると、たかおが冷静に口を挟む。
「アレはな…………雷獣と言われる『ハクビシン』……………それはお前のじいさん…………あのはくさいの口寄せの術だ。」
「ハクビシン!?」
「それにしても大きい……………さすがはくさい様ですう。」
グオオオオオーーーーーーーーーーーーーッと叫び声を発したはくさい様の口寄せの魔神『ハクビシン』
するとはくさい様が口を開く。
「クククッ……………………良いかワカゾウ…………ワシはここ雷の里の頭領……………………白斎…………そしてワシの口寄せによりここに呼び寄せたのは…………我が雷獣……………………『白雷神』…………ワカゾウの相手はワシがしようぞおおおーーーーーーっ!?」
次の瞬間。
バリバリバリバリーーーーーーーーーっと激しい雷音を立てはくさい様のハクライシンが体毛を逆立て咆哮をあげた。
『ぐおおおおおーーーーーーーーーーーーーっ!!!???』
するとそれを見た敵である『地極』は薄ら笑いを浮かべ白雷神を目にしていた。
「うわあああ……………本当に…………凄いなあ。」
「ふむ…………………小僧……………どうじゃ…………これがワシの魔神とでも言うべき…………『白雷神』………………貴様の企みなど……………己を焼き払い…………消し去ってくれようぞおおおーーーーーーーーーっ!!!」
するとはくさい様の魔神に目を輝かせていたのはあの『地極』だった。
「クククッ………………やっぱりここの国の忍たちは本当に凄いなあ………………………。」
「何がじゃ!?」
「僕の生まれた地の里ではね…………………やはり頭領である『土羅伍』様が圧倒的な力を持っていてねえ……………………そんな中…………皆が力を求めて強さを求める者達が多くてね………やはり風の里のようによく武術大会なども開催されてましてね………………でもやはり…………この国に産まれたらトップになりたいじゃあないですか!?」
「なんじゃと!?」
そんな声を上げたはくさい様。
「そんな中………………偶然この僕は修行の最中………この地龍との出会いがあったんだ………………」
私たちはそんな『地極』にその目を向けていた。
「そして僕はなんとこの地龍を我がものとすることができたんだ…………そして里の長である『土羅伍』様を倒し……………………土の里は我がものとしたんだ………………」
「なん………………だと!!??」
「ふふふ……………そして僕はその足で風の里へと向かってね……………………風の里の魔神具も僕の魔神具としたくてねえ………………………。」
ニヤリと笑みを浮かべた『地極』
すると地極は再び杖である魔神具を構えた。
「まあいいや………………どうやらここには雷の里の魔神具まで揃っているからねえ………………全部………………僕が貰うことにしよう。」
そう言い放つ地極………………………そして二人が動き出したの!!!
はくさい様が叫ぶ。
「うぬうううううううーーーーーーーーーーーーーーーーーっ…ハクライシン!!!???」
「面白い……………………はあああーーーーーーーーーーーーーーーっ!?地龍!!!」
巨大な龍と巨大な雷を纏ったハクライシンが両者激突したの。
バリバリバリバリーーーーーーーーーーーっと激しい雷音とゴゴゴという地鳴りが混ざりあい恐ろしい轟音がひびきわたった。
その攻防は激しい衝突を見せていたの。
「これは……………………やはりはくさい様は凄い。」
そういった風花ちゃん…………そんな風花ちゃんに私は言葉を返していたんだ。
「はくさい様………………………………ここまで凄いなんて………………………….」
「フン…………………そうじゃぞ……………いかづち…………………あの方はお前が思っているより凄い方なんだぞ。」
そういったたかお。
そしてそんな二人の言葉に……………………。
私もその光景に目が釘付けになっていたんだ。
二人の攻防がより激しいものになっていく。
すると……………その時……………………………。
なんと急に風花ちゃんが持っていた例の鍵が緑色の光を放ちはじめていたのでした。
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