第六十四話深い森の奥へ。
私達は森の中へと入っていった。
目の前すぐに深い森が広がっているため…………私達の目の前は見えないまま……この道を進まなければならなかった。
「何………………これ…………………………道じゃなくない?」
「まあ………………そうだが…………元々…………道なんて森にあること自体おかしいだろ。」
私の言葉にそう返してくるのは木路…………たしかに言っていることは………………分かる…………………………。
先頭で深い木々などを払い進む木路………………私たちはその背後をついて歩く。
「まあ………………そうだけど………………」
「な!?そうだろう?森にある植物の中を俺たちは通させてもらっているんだぞ?」
「……………………………………………………はあ…………………………」
「ため息つくなああーーーーーーーーーーーっ!!!」
そんなやり取りをしていた私達………………………………。
「クドクド…………………………クドクド……………………………。」
「こいつ……………………うるさいな……………………………………」
「なっ!?おまえーーーーーーーっ!!んぶっ!!」
「ん!?」
すると……目の前を歩いていた木路が何かにぶつかり立ち止まっていた。
「んなっ!?これは……………………………………!!???」
私達の目の前でなにかにくっついている木路。
じたばたするも木路の身体はもちのようななにかに粘着し身動きができないようだった。
「なんなの!!???」
「なっ!?これは……………………………………くっ………………。」
すると…………私達の目の前で顔にとりもちが引っ付いた木路………………。
それを見ていた何者かが動き出す……………………私はそんな予感がしていたの。
その時………………やはり……動き出す者の姿が………………。
「ウッヒョオオオオオオーーーーーーーーーー!!」
「なっ!?むわっ!!」
その声の正体はなんと…………あのポンタだった。
なんと……ポンタが木路の背後からアタックするととりもちによりひっついてしまう。
「うわあああ…………………………髪まで…………いったあ。」
「おい!!おまえ!!さっさとこれをなんとかしろおおおーーーーーーーーーーーっ!!???」
「はいはい……………………わかったわよお………………………。」
私はガシッと木路を掴むと……………………………………。
「うんーーーーーーーーーーーーーっしょ!!!」
ビローーーーーーーーーーーーーンッと引っ張る私…………………………。
すると…………とりもちに引っかかっている木路の顔もそれによって引っ張られる。
「んがあああーーーーーーーーーーーーーっ!!」
その瞬間…………………………………………。
木路の顔のパーツが引っ張られてしまう。
まぶたとほほとくちびるが引っ張られる木路…………その顔は………………予想外に………………………………。
「ぶっ……………………………………………………」
「んはっ………………………………………………」
「なっ……………………………………………………」
「んはっ………………………………………………」
私達は………………………………………………。
爆笑してしまっていたの。
「なあああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!???おまえらあああーーーーーーーー笑ってんじゃねえええーーーーーーーーーーーっ!!!???」
もがけばもがくほどその表情を歪めていく木路。
私達はその木路の攻撃に腹からの笑いが止まらなかった。
「ひっひっひいいいーーーーーーーーーーーっ!!」
「も…………………………もう……………………やめてくださいいい。」
「ダメ…………………………………………なにしてるのよ」
「アハハハハハハハハっ!!何見せてんのよおおおーーーーーーーーーーーーーっ!!」
「笑い事じゃねえええーーーーーーーーーーーーーーっ!!???早くとれえええーーーーーーーーっ!!」
すると………………ポンタが口を開く。
「ふう……………………やれやれ………………遊びは終わりだ…………取ってやろう……………………。」
ふわっと………………風が舞った………………。
「おっ!?」
ズササッと音を立てた瞬間…………とりもちが切れた音が聞こえた。
「おお……………………やったぜ……………これで解放されたぜ…………………よし…………なら………………笑ったおまえら……同じ目にあわせてやろうか。」
そう言い放った木路………………………………だがその時。
はらりと何かが落ちていった。
「ん!?」
「えっ!?」
「ええええーーーーーーーーーーーーーっ!!???」
木路の髪がふわりと風にまっていたのでした。
「んのおおおおおーーーーーーーーーーーーっ!!」
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