第五十六話森羅。
私たちは木路に着いていった。
そう……それは……この港からの船を借りるためだった。
そして街の中を歩いていく私たち。
怪しさを残した町長の息子である木路……………………こいつの何か隠された考えとはなんなのか。
私たちはそんな事を考えながら彼の後に着いていったの。
すると私たちは街の最奥にあった一軒の大きなお屋敷に辿り着いたのだった。
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「ここは………………………………………………。」
「ああ………………ここは僕のパパ…………町長でもある『森羅』の屋敷だよ。」
そういいながら門にいた数名の兵士に声をかけた木路。
そのまま扉がゆっくりと開かれていくと木路は合図をし…………私たちはその後に続いていったの。
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私たちはその背後を着いて歩く。
最奥を目指して歩いていく………………すると目の前には大きな扉があり…………開かれていた。
「さあ…………………………ここが町長の謁見の間だよ。」
そういった木路に続き入っていくと…………そこにいたのば巨大な大男だった。
すると前にいた木路が父親であろう大男の目の前にひれ伏した。
「父上……………………………………………………わが町に迷い込み入ってきたこの娘たち………………どうやらそれは忍び…………というはなしです。」
木路は父親である町長にそう伝えた。
「なるほどな………………………娘たちよ……………………………よくぞここまでまいってな…………………………そしてここまできた理由を述べよ…………………………。」
「はい……………………………………………………私は水の里のくノ一…………水璃………………と言います…………私からこれまでの経緯を簡単に語らさせていただきます。」
我らが水璃ちゃんはこういった話しをするのに長けている……………………だから私も丸投げなのだった。
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「………………………………という訳で……………………………………私たち魔神具師達は……………………他の里の様子を見ながらこうして旅をしているのです……………………。」
「ふむ………………………………なるほど………………な。」
水璃ちゃんの説明に町長さんがそう呟いた。
すると町長の合図でこの部屋の全扉と窓が一斉に閉ざされる………………そして再び語りはじめる町長さん。
「良いか…………………………これより我が語るとしよう………………我は木の里の長でな…………………………名は「森羅」………………という…………………………そして…………なぜ……………………ここにワシらがいるのか………………そういう話を聞きたいのであろうと思う…………………………。」
そう告げた町長。
私たちも町長の言葉に思わず…………息を飲んだ。
「我らが………………木の里は…………………………既に滅んだのだ…………………………………………。」
「えっ!!???」
「「ええっ!!???」」
思わずその言葉に私たちは固まってしまったのです。
「それは………………木露さんと木路さんがご無事で何よりです………………………………。」
思わずそう言ったのは水璃ちゃんだった。
すると………………………………その言葉に反応したのだろう……………木路は立ち上がる。
「無事…………………………………………だと……………………お前に………………………………何が分かる………………勝手な発言するんじゃねえええーーーーーーーーーーーっ!!!」
声を上げた木路は駆け出していってしまったの。
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