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新マジェスト伝説ー魔神具師達の忍務ー  作者: 黒羽冥


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55/67

第五十五話木路。

「わかったかい?船が使いたいなら…………この街では僕のパパの許可がいるんだよ?」

 

 そう言い放った男。

 それはとてもいやらしい狂気の表情だったの。

 すると。

 

「あなた………………………忍び……………………………よね…………」

 

 そう言ったのは焔ちゃんだった。

 ニヤリと笑みを浮かべ男は声を上げた。

 

「ククク………………そうだけど………………よく…………わかったねえ…………お嬢さん達も………………忍び…………ということだよなあ。」

 

 そう言い放った男は怪しげな笑みを浮かべていた。

 この男はここの街の町長の息子だという。

 

「そうよ…………………………それがどうしたの?」

「クククッ……………………………………僕はね……………………」

 

 そう言ったその男は髪をかきあげる………………すると…………そこに見えたのは…………木の葉のような模様のついた鉢金だった。

 

「えっ…………………………………………………………。」

「それは…………………………………………………………。」

 

 私達が固まっていると…………………………男が口を開く。

 

「ふふ…………………………僕は………………木の里の忍………………「木路《もくろ》」………………………………。」

「木忍………………………………………………。」

「じゃああなたは木の里にいけるの!?」

「ああ…………………………………………行けるさ…………そりゃあね………………………………。」

 

 私の言葉にそう返してきた木路。

 だけどこの男………………なにか怪しかった………………私たちはどうしても疑って構える。

 

「なあ……………………君たちは船に乗りたいんだろ?なぜ………………木の里に行きたいんだ?」

 

 木路の声に私たちは押し黙る。

 すると………………水璃ちゃんがこれまでの経緯を話してくれたの。

 ◇

 ◇

 ◇

「ということで…………………………今……………………忍びの国の危機……………………なんです。」

「なるほど………………………………ねえ……………………でもさ………………木忍は……………………戦わないぜ。」

「は!?それって………………どういうこと!?」

 

 水璃ちゃんも驚きそう返していた。

 

「そのままの意味だよ…………………………僕たちは君たちのように戦いが全てという忍びではない。」 

「「………………………………………………………………。」」

 

 その言葉に私たちは固まっていた。

そこで前に出たのは風花ちゃんだった。

 

「私は……………………風忍の風花です………………………お願いします………………………………まずは木忍の頭領様に会いたいんです……………………………………だから島に行きたいんです。」

「………………………………………………………………………………島…………ねえ…………………………………………。」

 

 彼の目が細くなった。

 そして………………そのまま…………数分後………………彼は口を開く。

 

「わかった………………………………………………………………………。」

「えっ!!????」

「本当………………………………ですか?」

「ああ…………まずはここの町長の僕のパパに会わせてやろう………………付いてくるといい。」

 突然そう言い始めた木路は踵を返し歩き始める……………………………………。

 私たちは顔を見合わせ………………そんな怪しげな………………木路について行くことにしたのでした。

 ◇

 ◇

 ◇

 お読みいただきありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
島にいるはずの木忍が、町長?? なんだかにおいますね…… 焔ちゃんが元気になったようで良かったです。
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