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新マジェスト伝説ー魔神具師達の忍務ー  作者: 黒羽冥


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52/65

第五十二話港町。

私達は港町へと辿り着いた。

 そこは街というより漁村といった場所だった。

海には沢山の漁船が碇泊し、漁で水あげした魚の選別するもの…………そんな魚を大声で販売するもの…………そして焼いたり煮たり捌き刺身で出し売っている人たちなど…………活気で賑わっていたの。

 

「うわあああ……………………………………めちゃくちゃ美味しそおお………………………………………………。」

 

 私の口からは大量のヨダレが流れそうになっていた。

 

「うんっ……………………………………本当に……………………私もお魚すきい……………………………………」

 

 そう言いながら目を輝かせる風花ちゃん………………そこへじっと……何かを見ていたのは水璃ちゃんだったの。

 

「水璃ちゃん!?」

「どうしたんですかあ?」

「えっ?ああ……………………………………二人とも………………これ……………………………………………………。」

 

 そう言った水璃ちゃんが見ていたのはポスターだったの。

 そしてそこには可愛かったり派手だったりする水着を着たくノ一達が描かれていたの。

 

「うわあ…………………………………………これ………………恥ずかしいですう………………………………。」

「う…………………………ん…………………………でも…………可愛い……………………よね…………この忍水着。」

「はい…………………………とても………………………………。」

 

 そんな会話をしてまじまじと眺めている水璃ちゃんと風花ちゃんだったけど……………………………………私にはまったく興味がなかったの。

 

「くくっ……………………………………お前は色気…………より食い気…………………………じゃな………………いかづち。」

「ん?…………………………………………たかお……………………アンタ……………………何が言いたいの?」

「んん………………………………いい匂いがするのお……………。」

 

 私の言葉にたかおは何かのいい匂いをとらえていたの。

 

「ん…………………………たしかに…………………………クンクン。」

 

 私たちが匂いの方に視線をずらしていくと………………そこには目を輝かせながら何かを見ていた焔ちゃんがいたの。

 

「焔ちゃん…………………………………………!?」

「ああ!!いかづちちゃん!!こっちこっち!!」

 

 そんな焔ちゃんの元に向かった私…………………………。

 そしてそこには…………………………なんと。

 巨大な焼き魚がどーーーーーーーーーーーーーんっと置かれていたの。

 

「おおおお…………………………………おっきい………………ね。」

「うん………………………………こんな大きい魚…………初めてみた。」

「私も…………………………………………初めてみた……………………あ……………いかづちちゃんって………魚…………すき?」

「うん!!肉も魚も大好き…………………………」

「だよね!!私も大好き!!!」

「わかるーーーーーーーーーー!!私もどっちも好き」

「だよねーーーーーーーー!!」

「魚のお肉もお醤油がいい!!」

「……………………………………!!!???」

 

 その時。

 焔ちゃんが突然固まっていた。

 

「ん!?焔ちゃん………………………………どうしたの?」

「いかづちちゃん…………………………………………………………。」

 

震える焔ちゃんの身体……………………そして………………。

 

「私たち……………………めちゃくちゃ合うね!!」

「うん…………………………めちゃくちゃ合うね!!!」

「うんっ!!」

 

 私たちはお互いがどうやら合うのだった。

 そして………………………………笑い合う私たち。

 

そこで目に入ったのはポンタだった。 

ポンタは水璃ちゃんと風花ちゃんを見ながらヨダレを垂らしていたw

 

「おお……………………早く着るのだよ風花………………こっちも…………………………着て………………くれ水璃………………。」

「…………………………………………きゅうう……………………。」

 

そんないやらしいポンタと困った顔をする球利ちゃん。

 

「「やめろおおおーーーーーーーーーっ」」

 

 ぼうっ!!!!!ばりばりーーーーーーーっと激しいいかづちと炎をあげた私たちの攻撃は……ポンタをこがしていったのでした。

 

「うがああああああああーーーーーーーーーーーーっ」

 ◇

 ◇

 ◇

 お読みいただきありがとうございました。

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