第五話雷の里へ。
風の里の風花ちゃんと共に私は雷の里への帰還を開始する。
「あのね………私のいた風の里にもね………魔神具というものあるんだけどね…………」
そう切り出した風花ちゃん………すると。
風花ちゃんが語り出した。
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私達の風忍は結構一族の数は多くて………忍びといえば風忍と言われるくらいの水忍と同じくらいの大きな里なの。
そこには忍者を育てる学校という場所もあって里に生まれた子は幼少の頃からそこで風忍としての教育をしてきているの。
そんな私もそこで教育を受けてるその中の一人なのだけれども。
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私は元々こうしてあまり人と話す事も得意じゃなくて…………それでも少ない友人達の中……切磋琢磨しながら頑張って勉強していたの。
そんな中…………歴代の風忍の中で風忍特殊部隊『旋風』の選別をされることになったの。
校長でもある風忍の頭領「嵐山」様の話。
「よいか皆の者…………………我々風忍は古よりここまで衰退もせず……風忍の里を繁栄大きくしてこれたのは先代の頭領『涼風』様のおかげなのじゃ…………そして今年もこの里の精鋭部隊である『旋風』の部隊に数名の新規入隊者を入隊させようと思うておるのじゃ。」
そう…………私達の風の里の者は旋風に入る事が目標であり皆の憧れの部隊なんです。
私もそんな事を考えながらも勉学に励んでいまして……そしてその入隊試験というものがあり………その当日。
会場内に一人の男が里外からと飛び入り参加してきた者が現れたのです………………。
それがあの風の来訪者である男性だったのです。
でもそれはあの男の狙いでした。
そう……………………なんと実はその試験に伴い………我が国の「魔神具」を有するに相応しいかを問う目的がこの試験にはあったようなのです。
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そして、その男は我が頭領を煽りはじめました。
「この里では実に面白い事をしてるのですねえ………………。」
「何が言いたいのじゃ?風の来訪者よ。」
「いやあね…………この里にも……………『魔神具』ってのがあると聞いてきたのだけれど………?」
嵐山頭領の表情が変わる。
「お主………………その話をどこで?」
「あはは………強き忍びになる為なら……………僕はなんでもしますよ?」
怪しい笑みを浮かべ…そういいきったその男。
「お主……………一体何者じゃ?」
「あーあ……じゃあこうしませんか?僕も飛び入り参加させてくださいよ………それで僕がこの里の忍びを倒したら…その魔神具は……………。」
「この僕がもらう…………………………というのはどうでしょう?」
ニコニコ笑みを浮かべそう告げた男。
そこへ嵐山頭領の前に出た二人の忍び。
それは風忍頭領の護衛の現役「旋風」の二人だった。
「貴様!!嵐山様の御前で何を申す!?」
「その様な勝手な言い草……………誰が聞くと思うのか!?」
そう言った二人が攻撃をはじめようと構える。
「風遁!!其ノ壱……………………「右巻」」
「風遁!!其ノ弐……………………「左巻」」
「「吹き荒れろ!!風遁『渦巻き《うずのまき》』!!」」
ズガガガーーーーーーーーーーーーーっと激しい二つの竜巻が男に襲いかかっていく。
そして激しい攻撃により男は切り刻まれたかに見えていた。
すると…………………………。
竜巻にあい普通なら切り刻まれ…………簡単に絶命する程の攻撃に……彼は死したかに見えた。
だけど…………竜巻の中から歩き出てきた男。
「なにっ!?」
「これは……どういうことだ…………!?」
驚きの表情を浮かべる二人の里の男。
嵐山頭領の表情が変わった。
その時私は山奥で稽古をしている最中だった。
そして嵐山頭領から直接の風の伝令を受けたの。
(くノ一…………風花よ…………………ここへ。)
(はっ!?はいっ!!)
私が嵐山頭領の前に姿を現すと……………………。
私の里………………風の里には数体の巨大な妖が里を蹂躙していました。
そしてなんと嵐山頭領は巨大な妖と戦っている最中だったの。
「なっ!?なんですかアレは!!??」
「敵……………妖じゃ……………………………。」
「私も戦います!!」
「風花……………お前にこれを託そう…………。」
「えっ!?それって!?」
「これはお前にいつか渡そうと思っていた『魔神具』が置かれているワシの部屋に隠されたからくり部屋への入り口の鍵じゃ………お主ならきっと………………………………………。」
「えっ!?どういうことですか!?」
「行け……………風花………………………お前は普段大人しく…自分の意思もハッキリ言えないとても優しい性格だ…だが…いざという時は強くなれるとワシは思っておる…………雷の里を頼れ…………そしてこの風の里はワシが守ろう……………。」
そう言い放ち妖の攻撃をいなした嵐山頭領。
すると……二人の男が傷つきながら何かをはじめた。
「「風の防壁」」
私が気がつくと街の中心から激しい風が巻き起こり私は吹き飛ばされていたの。
そして気を失っていて……………………。
気がつくと私はあなたに起こされていたのです。
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「そんな事があったんだ。」
「はい…………………でも私……………」
風花ちゃんが何かを取り出し目にしていたのは………鍵だった。
「それがその鍵なのね……………なんにせよ…………はくさい様の元に急ごうよ」
「うんっ!!はくさい様のとこに」
こうして私達は雷の里へと向かったのでした。
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