第四話風花ちゃん。
「ねえっ!?あなた大丈夫!?」
私は風忍であろう彼女を抱き抱え声をかけていた。
すると彼女は意識を取り戻したようだった。
「ん……………………うぅぅぅ……………………。」
「あっ!?目が覚めたかな?大丈夫?」
可愛らしい顔をしているその女の子…………いやくノ一はゆっくり目を開いていった。
「はっ!?」
女の子は目覚めた瞬間……驚きの声をあげる。
「いやあああーーーーーーーーーーっ!!妖さん!私まで襲わないでーーーーーーーーーっ!!」
その時私の背後から覗き込んでいたのはたかおだったの。
たかお驚き怯える彼女…………………。
「たかお!幼体になってて!」
「んなっ!!ワシにビビるのではないわいっ!!」
ブツブツ言いながらもポンっと幼体小さい鷹へと変化したたかお。
すると女の子はハッと我に返ったのであった。
「ふぅ……ああ………私は雷忍のいかづち……そしてこっちのふてぶてしいのは忍鷹のたかおよ……これでやっと大人しく話が聞けそうね?」
「ちっ……………まあよかろう…………話を聞こうではないか…………………風忍の小娘よ。」
すると彼女は我に返ったのだろう……顔をしかめると…………ゆっくりと話しはじめたのでした。
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私の里はあなた達同様……忍びの里です…………そして知ってるかとは思いますが………風の里も平和で豊かな里なのです。
そんな平和な風の里に数週間前………一人の旅人が訪ねてきたのです………。
里では昔から旅人とは『風の宝来者』として風の縁とも呼ばれ大切な客人として迎えるという習わしがありました。
それに旅人もとても優しそうでニコニコしながら里には偶然迷い込んできたとの話できたのでした。
そんな風の里ではその旅人をとても手厚く招き入れました。
そして彼が来てから数日経った先日…………。
突然…………風の里の中心地に突然妖が現れたのです…………………。
その妖とは妖怪『つちころび』。
なんとそれは土蜘蛛同様…………地属性の妖。
それは私達風忍にとっては防壁ともなり得る土。
地属性の妖が…………それもとてもそこいらにいる妖の妖力などではない大きな力を持つ妖だったのです。
私はその言葉に…………一瞬声がですにいた。
すると彼女は続ける。
「そして、そのつちころびが恐ろしい力で里を破壊しながら暴れ始めたのです。」
「ふむ……………じゃが、土属性だとて風忍にとっても天敵でもあるが故………戦えぬ敵でもあるまい。」
突然そう返したのはたかおだった。
そして再びたかおに驚き怯える彼女。
「はい……………もちろん…………私達も風忍として全力で応戦しました……………ですが…………つちころびの妖力はとても恐ろしいものでした………そしてなんとそのつちころびを操っていたのは…………なんとその旅人だったのです。」
「なんと……………それはもしかして………………。」
そう問い返したたかお。
すると彼女は目を見開き驚きの表情を浮かべていた。
そして。
「はい…………………あの旅人が操っていたのが……その妖…………………つちころびだったようです。」
「それって…………………もしかして?」
たかおに目を向けた私…………そしてそんなたかおも私に目を向けていた。
「ああ………………おそらくそうであろうな………いかづちよ……………まずはこの娘を里へ連れて行こうとしようぞ。」
「そうだねたかお……………まずははくさい様の所に連れていこう。」
「はくさい様………………ですか?……………あの………確か……………雷の里の長………頭領の名前は確か……………白斎様では!?」
「ん!?だからはくさい様だって」
「はあ……………はくさい様ですね…………あ………すみません…………私自己紹介がまだでした………私の名前は風忍くノ一『風花』といいます………よろしくお願いいたします………えっと…………………………。」
「あはは!私は雷の里のくノ一でなんと『魔神具師』のいかづちっていうの………………よろしくね風花ちゃん!」
「うんっ!!」
風花ちゃんはようやく微笑んだのでした。
「じゃあ風花ちゃん!一緒にはくさい様の所にいこう!!!!!」
「うんっ!!わかったいかづちちゃん!」
「あーあ……………………いかづち…………………お前」
「なあにたかお!?」
「はあ…………………もういい…………………お前また白斎様に怒られる未来が見えるぞ。」
「そういや…………この忍鷹は私の下僕の『たかお』だよ!」
「うんうん…………わしはこのいかづちの…………ん!?……………って!!!下僕ってなんだいかづちーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!???誰が下僕だあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!???」
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お読みいただきありがとうございました。




