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新マジェスト伝説ー魔神具師達の忍務ー  作者: 黒羽冥


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6/6

第六話嵐山様。

私は風花ちゃんと共に雷の里へと帰還していく。

キッと、この風花ちゃんはとても複雑な思いをしていると思う。

そんな彼女に目を向けるとチラッチラッと私に目を向けてくる。


「ん?風花ちゃんどうかした?」

「いえ………………なんでも。」


そういいながら顔を赤く染める風花ちゃん。

するとたかおが空から声をかけてくる。


「んひょおおおーーーーーーーーっ!可愛いなあ風花ちゃん♡」

「えっと…………あ……………いや。」


たかおに煽られ風花ちゃんが照れて押し黙る。


「ふぅ……………あのねえ…………たかお……………アンタそれ世の中ではセクハラっていうらしいよ?」

「なっ!?黙るのだいかづち………………そんな事はない……………大人しい風花ちゃんがそんな子じゃないとワシは思っておる………ただ照れてるだけじゃ♡」

「なんなのアンタ…………女の子の敵ね………。」

「はあ!?誰が女の子だってえ!!???風花ちゃんは女の子だけどお前は………………」

「黙りなさいたかお!!」


そんな会話をしていた私達…………………すると風花ちゃんが口を開く。


「あの……………二人とも…………………………………。」

「えっ!?」

「んっ!?」

「雷の里って………………………ここですか?」


どうやら私達は帰ってきたようだった。

私達は雷の里に入っていく。

この里は、ここに生まれ育った者にしか気づかない力が働いていて………要するに私が一緒にいる為に風花ちゃんはこの里に入れる隙間に気がついたのだった。


「さあいこう風花ちゃん…………はくさい様はこの里の奥に住んでるんだ!」

「はいっ!!」


そして私達は里の最奥を目指していったんだ。

奥にはこの里で一番大きな屋敷が見えてくる。

そう…………ここが私の住んでるはくさい様の屋敷なのだった。


「たっだいまーーーーーーーーーーっ!!はくさい様あああーーーーーーーーーーーっ!?」


私が大声をあげてはくさい様を呼ぶ。

すると。

バリバリバリバリーーーーーーーーーーーっと激しい雷の轟音。

そして私達の目の前には恐ろしい形相の赤い顔をしたタコの様なケモノ……………………いやはくさい様が姿を現したんだ。


「いーかーづーちいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ…………………………。」

「ひえええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」


私は焦りながらケモノ………いやはくさい様を目にしていると……………私の後ろに隠れて震えている風花ちゃんを目にしたはくさい様。


「ん?お主は…………………おおっ……………お主はあの嵐山のとこの里のくノ一かのお?」

「は………………………はいっ!!あの………………あなたが『はくさい様』なのですね!?はじめまして!!私は風の里の『風花ふうか』といいます!よろしくお願いいたします!」


そういいながら頭を下げた風花ちゃん。

すると…………………はくさい様がギロリと私を睨みつけていた。

なぜ怒っているのかよく分からない私は風花ちゃんに促すと風花ちゃんははくさい様に全てを話をしたの。

「なんだと!?あの嵐山が…………里はどうなったのか?」


はくさい様のその問いに首を横に振った風花ちゃん。


「嵐山頭領は今どうなったのか…………でも私も里を出され………もう里へも入れず………そしてここを目指している途中……気を失っていたところ………いかづちちゃんに助けていただきました………。」

「そうか……………………だが…………そいつの狙いが魔神具である以上……………おそらく……………その男はお主を狙い…………つけてくるだろうな。」

「でも私が嵐山様から渡されたのは『鍵』であって………魔神具そのものではありませんよ?だからあの男がここまで来ることは………………。」


その時………………………………。

私達の周囲に風がサーっと吹き付けてくる。


「なっ……………………………………これは………………。」


はくさい様のその声に……………………。

旋風が巻き起こってくる。

そしてそこからなんと…………宙に……………嵐山様の映像が見えてきたんだ。

そこに見えた嵐山様……………私が初めて見た嵐山様は細い体躯だけど何か本当に力を感じる人物に見えたの。

でも全身から血を流していた嵐山様。

これは嵐山様の『伝令の術』だった。

すると映像の嵐山様が口を開く。


「白斎よ……久しいな………だが今はそれどころではない………手早くいう……………我が里の魔神具はそこにいるであろう風花に手渡した………………そして我ら忍びの力を狙う…………何者かの影が我が里を襲っている…………奴らは妖と手を組み………そして我ら忍びの魔神具を狙い世界を牛耳ようとしているのだろう………そして我が弟子達の中で魔神具を手に出来るであろう才のある……………愛弟子…………『風花』を頼んだ………敵は『地』……………『土忍』だ…………。」


プツンっと音を立て……………映像が切れた。


「嵐山様あああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!???」


風花ちゃんは…………………涙を流し叫んだのでした。

お読みいただきありがとうございました。


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