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新マジェスト伝説ー魔神具師達の忍務ー  作者: 黒羽冥


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第四十八話やまだを倒せ。

焔ちゃんが激しく叫んだの。

 燃え上がる炎をあげたのは魔神である火蜥蜴。

 

「クククッ…………………………とうとうやる気になったか………………だがな…………………………あまいな………………。」

 

 不敵な笑みを浮かべそう言い放ったやまだ。

 

「お前のその魔神具は………………俺がいただく………………俺の水の力と………………そしてその火の魔神具を持てば………………俺が最強になれる。」

 

そう言い放ったやまだ…………そうこの男の目的はそういうことだったの。

 

「そうは…………………………させない……………………。」

「は!?あはは……………………お前さ…………わかってんの?お前の父親もこの俺が殺してやったんだ…………俺様は強い…………………………………………な?」

「…………………………………………………………。」

「ふん………………………………さあ…………そのまま大人しくお前の火の魔神具を俺に渡しな…………………。」

「…………………………渡さ……………………………………ない。」

 

 静かにそう言い放った焔ちゃん。

 

「私のパパは強かった…………………………本当に…………本当に………………強くて………………優しくて………………素敵なパパだったの………………………………そんなパパを……………………。」

「あなただけは………………許さない!!」

 

 ボウッと燃え上がった炎は彼女の魔神具に伝わり………………彼女の魔神火蜥蜴ちゃんが激しい炎を纏い姿を現した。

 

「クククッ…………………………俺は溶岩だぜ……………………………………………………熱に熱が効くわけがないだろう……………………………………。」

 

ガチャリと魔神具を構えた焔ちゃん。

 

「はああああああーーーーーーーーーーーーっ!!」

 

 火蜥蜴は激しい炎とともに身構えていた。

 

「火蜥蜴……………………………………いくよ。」

 

 火蜥蜴がやまだに業火をあげ襲いかかっていく。

 ゴーーーーーーーーーっと激しい炎は燃え上がっていく。

 するとそれを見ていた水璃ちゃんと風花ちゃんが動きだす。

 

「球利……………………………………いくよ……………………。」

 

 宙に水を発生させる水璃ちゃん……………………。

 そして風花ちゃんが合わせるように動きだす。

 

「ポンタ……………………………………球利ちゃんに力を貸すの。」

「ああ…………………………わかった。」

 

 風を発したポンタ……………………………………それは宙に浮いた水を冷やして巻き込んでいく。

 それはやがて氷を作りだしていった。

 

「「水氷雪華《すいひょうせっか》………………………………!!!」」

 

 無数の氷の槍が放たれた!!

 それはやまだへと放たれていく!!!

 ゴーーーーーーーーーーーッと放たれた無数の氷の槍。

 それはやまだに突き刺さりやまだに確実なダメージを与えていた。

 

「うぎゃああああああーーーーーーーーーーーーーっ!!なにいいいーーーーーーーーーーっ!!」

 

 そして私は焔ちゃんに告げる。

 

「いこう…………………………焔ちゃん…………………………。」

「うん………………………………いかづちちゃん。」

 

 たかおがスーッと現れる。

 そこへ火蜥蜴ちゃんが構えていた。

 火蜥蜴ちゃんの激しい炎がたかおへと加わっていく。

 気がつくと………………そこにいたのは………………炎が消えマグマもどろりと消えて無くなっていたやまだの姿があった。

炎と雷の融合した力がここにあった。

 

「さあ…………………………もうあなたは終わるの。」

「パパ……………………………………パパの仇は………………今終わらせるから。」

 

 私と焔ちゃんは視線を合わせる。

 

「「さあ………………………………………………いくよ。」」

「「炎雷《えんらい》…………………………龍鳳《りゅうほう》……………………。」」

 

 ズガガガガーーーーーーーーーーーーーーーーンと激しい炎と雷がやまだを燃やし………………その肉体を焼き尽くしていった。

 

『うぎゃああああああーーーーーーーーーーーーーーーーっ』

 ◇

 ◇

 ◇

 お読みいただきありがとうございました。

 

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