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新マジェスト伝説ー魔神具師達の忍務ー  作者: 黒羽冥


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第四十四話皆の力。

やまだがそう叫んだ瞬間。

 ゴゴゴ………………………………………………。

 激しい地響きが聞こえてくる。

 次の瞬間…………………………足元がグラグラと揺れ始めた。

 

「これは………………………………ついにやったな………………貴様…………………………………………………………………………。」

「ククク……………………ククククククク…………………………。」

 

 気味悪い声を発しているやまだ。

 

「さあ…………………………………………このままこの里ごと燃やしてやる…………………………………………。」

「そうは……………………………………させんぞ………………………。」

「ふん…………………だが貴様ほどの男が……………………この俺様の実力を測れぬ訳がないだろう………………火月よ……。」

「…………………………………………………………。」

 

 火月様は押し黙ってしまう………………その事にやまだは続ける。

 

「ククク………………………………そりゃあそうだよなあ?こわい………………よなあ?こんな強そうな男が相手…………なんだからなあ?」

 

 すると…………………………火月様が口を開く。

 

「なあ?………………………………お前……………………………………。」

 

 そう呟いた火月様………………………………………………。

 ジロリと溶岩が流れ落ちてくる顔からその目でこちらを見ながら笑を浮かべたやまだ。

 

「何が言いたい…………………………………………………………?」

「男にはな…………………………………………何をおいても守らなければならないものがあるのだ。」

「…………………………………………………………………………。」

 

 どう言ったわけか押し黙っているやまだ。

 

「それは……………………その時は今………………………………だ。」

「パパ!!!」

「火月様!!!!!!」

 

 焔ちゃんと水璃ちゃんが声を上げていた。

 すると風花ちゃんがいつの間にか目に泪を溜めていた。

 

「そうですよ…………………………火月様……………………それは……………………勝手すぎます………………………………そうやって…………私の師………………嵐山様も………………そうやって消えていったんですよ。」

 

涙を浮かべそう告げた風花ちゃん………………やはり風花ちゃんにとっても………………あの時を思い出して泣きそうな声で語った。

 その言葉に………………火月様はだまった……………………風花ちゃんが話した事実を知り……………………固まってしまったのだ。

 

「…………………………ふう………………………………そうか……………あの嵐山が…………………………………………………………。」

「はい…………………………………………………………」

 

 風花ちゃんは涙目でそう返事を返していた。

その時………………周囲の空気が変わった気がしたの。

 

「風忍…………………………嵐山殿は………………過去に俺と共闘したことがある………………炎と風………………………………彼の風は俺の炎を強化してくれてな……………………彼の能力は俺の能力と相性がよいのだ…………そして彼自身もまた…………俺とは兄弟かのように慕ってくれてね……………………。」

 

 火月様の強い眼光を見た気がした。

 炎がゆらめき………………熱風を感じた。

 

「やまだ……………………とかいったな……………………やはり…………貴様の相手はこの俺だ………………………………。」

「パパ!!!」

「「火月様!!???」」

「さあ………………………………いざ……………………………………。」

 

 刀を握り……………………………………目を見開く火月様。

 

「尋常に勝負………………………………。」

 

 ダンっと地を蹴り駆け出した火月様。

 

「パパ!!!!????」 

「「火月様!!!???」」

 

 マグマであるやまだに斬りかかっていく火月様!!

 

「うおおおおおーーーーーーーーーーーーーーっ!!」

「火月様をサポートしますっ!!」

 

 水璃ちゃんはそう叫ぶと槍を一振りする。

 

「魔神……………………球利!!!」

「魔神……………………ポンタ。」

 

 それに続いて風花ちゃんもまた………………クナイを構える。

 そして…………………………私も背中の雷魔手裏剣に手をかけた。

 

「魔神………………………………たかお………………………行くよ。」

「ああ………………………………こいつは許さぬ………………。」

「雷魔手裏剣!!!!!」

「「たあああーーーーーーーーーーーーーっt!!!」」

 

 私たちの攻撃が……………………放たれた!!!

 ◇

 ◇

 ◇

 お読みいただきありがとうございました。

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