第三十九話火月様の力。
「ここは俺がやる。」
そう言い放った火月様。
この火の里の頭領である火月様は…………そう言った。
これは目の前の敵がただならぬ相手だということが私達にもわかった。
まるで風の里を襲ったあの土忍である「地極」の様な怪しげな力を感じた私。
「火月様…………………………あの男…………なんか風の里を襲ってきた土忍の男の様な何かを感じてます。」
「そうです……確かに嵐山様は怪しげな力を持つ土忍に。」
風花ちゃんもそう語り…………震えていたの。
するとにっこり微笑んだ火月様。
そしてそんな父親である火月様を心配そうに見ていたのは焔ちゃんだった。
「パパ………………………………私……………………………………。」
「焔………………大丈夫だ……………………………………パパは強いからな。」
「うん…………………………わかっているの……………………それはわかっているけど……………………………………。」
「大丈夫だ…………………………………………。」
そんな会話をしていた私達………………するとあの男……「やまだ」が口を開く…………。
「はっはっは!!さあ………………ここから真剣にこの火の里を壊しにきたぞ。」
「「!!!!?????」」
私達が声の主に目を向けた。
そこにいたのはニヤリと笑みを浮かべながら立ち尽くしていたやまだ。
「ふむ…………………………それがここの火の里の魔神具か。」
そういいながら焔ちゃんに近づいていく。
そんなやまだの手は焔ちゃんの背負っていた小刀に手をかけようとしたその時。
「娘に………………………………触れるなあああーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!??」
そう言い放った火月様は巨大な炎を巻き起こしていく。
「くっ!!さすがは火月……………………といったところか。」
炎につつまれていくやまだは口を開く。
「魔神具無しでその火炎…………………………さすがだね…………だけどね……………………俺はさっき言ったよねえ…………。」
「何が言いたい?」
「ふん………………………………俺の魔神具………………そう言ったよな…………………………。」
そう言ったやまだ…………だが彼は何かを取り出していく。
それはおおきな鉾だった。
「さっきはかき消してやったがこの火の里に来れたのでな………………そして目的は達成できそうではある。」
そう言い放ち焔ちゃんをじっと見ていたやまだ。
「クククッ……………………俺の技で今度こそ………………この火の里を滅ぼし…………そこの娘の持つ魔神具を奪ってやろうではないか。」
「そんな事は…………させん…………………………………………。」
そう言い放った火月様……………………すると魔神具をかかげ構えていくやまだ。
二人の衝突は………………………………………………今。
ガキイイイーーーーーーーーーーーーーンっと激しく衝突する火月様とやまだ。
「はっはっは!!さすがだな火月!?」
「当然だ……………………お前のような若造には……………………まだまだ……………………負けん!!!」
ガキイイイーーーーーーーーーーーーーンっと再び二人の衝突。
そんな二人は激しく衝突していく。
激しい爆風と衝突音はどんどん大きくなっていく。
「はあああああーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
「うおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
ガキガキイイイーーーーーーーーーーーーーンっと激しい衝突音。
「ぬおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーっ」
「はあああああーーーーーーーーーーーーーーーっ」
どんどん二人の戦いは激しくなる。
だけど私達もいつまでもそんな攻防だけでは終わるものではないと思っていた。
「大丈夫…………………………かなあ火月様……………………。」
「ええ………………あたり前でしょ………………………………パパはね…………………………最強なんだから………………。」
「クククッ………………どうだ!?もうあきらめるがいい。」
彼は魔神具に力を込めていく。
するとそんな彼の攻撃に慌てて走り出す火月様。
「魔神具………………程じゃないが………………俺には……………………これがある。」
火月様は巻物を咥え叫ぶ。
「さあ。力を解放しよう……!!」
そして……………………火月様が叫ぶ。
◇
◇
◇
お読みいただきありがとうございました。




