第三十五話火の里の前にて。
やまだの魔神具…………それが力を発生させた。
すると。
遠くの方から何かが聞こえてきた。
直感が働いたのだろう…………たかおは、翼をひろげ上空まで一気に羽ばたいていったの。
その瞬間…………上空で遠くを見つめていたたかおが焦りつつ何かを叫んでいた。
「アレは!!!???やばい!!いかづち!!皆の者!!ここから離れるんじゃあああーーーーっ!?」
たかおの叫び声が聞こえたの。
するとやまだが声を上げた。
「クククッ……………………俺もなあ…………魔神具というものを手に入れたんだよ……………………」
「あなた…………何を言ってるの?水の魔神具はこの私のこの槍だと…………私は水菜様から聞いているの。」
焦りそう言葉を返していたのは水璃ちゃんだった。
そして水璃ちゃんに返すやまだ。
「クククッ……………………そういや…………そこにいる女共も魔神具を持っていたよなあ…………だがな……この魔神具というものはこの我々忍の中でも最も強力な武具だと称されている………………そんな我々忍がただそれを崇めるだけのものだと思うのか?」
「それってどういうこと?それにあなたの持っている魔神具…………って……一体…………………………?」
水璃ちゃんの言葉にニタリと笑みを浮かべたやまだ。
「クククッ………………そうさ………………お前たちが手にしている魔神具もホンモノ…………そして俺たちの持つこの魔神具も……………………ホンモノだということだ。」
「「ええっ!!???」」
私たちは思わず声を上げてしまった。
「そんな話は嘘よ…………………………水菜様だってそんな話はしていなかったわ。」
「そうそう………たかお!!はくさい様もそんなこと言ってなかったよね?」
「ですねえ…………私もそんな話は聞いたことありませんでした。」
私たち……三人が三様にそう話した。
「クククッ……………………まあいい…………時期に分かるさ……………………この俺の持つ魔神具も…………ホンモノだということをなあああーーーーーーーーーーーっ!!」
そう彼が大声をあげた瞬間。
彼はフッと目の前から消えていったの。
「き…………………………きえた。」
「どこいったんでしょう?」
「……………………………………おそらく……………………本当にここから…………消えていった…………みたい…………ね。」
すると球利ちゃんが叫んでいた。
「きゅうううーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
「えっ!?球利!!???」
「球利ちゃん!!??どうしたの?」
「きゅ!きゅ!!!きゅうううーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
「球利!!お主もわかるんじゃな!?………………このさきは…………火の里…………………………そこに向かって今…………恐るべき津波をやつは発生させて…………火の里の力を奪おうとしてるのじゃ!!」
私たちはその言葉に驚きを隠せなかった。
そしてそれは球利ちゃんにも伝わっていた。
するとそこへ姿を現したのは風花ちゃんの魔神であるポンタが口をひらく。
「フン…………………………津波……………………だな…………あの音……………………もうすぐここに到達してしまう。」
「ポンタ………………どうしよう…………………………。」
「きゅ………………………………きゅうううっ。」
「なんだと………………まあ確かにここで泳ぎのできる者はお前だけだけどな………………。」
「球利ちゃんなんていったの?」
ポンタにそう問いかける風花ちゃん………………するとポンタはカッコつけて………………いった。
「ああ………………………………津波の事なら僕に任せろ…………だとよ…………………………それとな…………………………。」
「風花ちゃんはポンタ君の彼女だけど…………水璃ちゃんも彼女にしてくれ………………そう……言っていたぜ。」
「「はああああーーーーーーーーーーーーーっ!?」」
私たち三人は思わずポンタにツッコんでいた。
エ〇タヌキの球利ちゃんが言った言葉の通訳は嘘だろう…………そしてアイツにはもう通訳は任せない…………そう私は考えていた。
球利ちゃんが先頭に立っていった。
その背後から走り出す!!
この津波………………止めなきゃ………………。
火の里が!!!????
私達は火の里を目の前に立ち構えていた。
「来たぞーーーーーーーーーーーーーー!!いかづちーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
「うんっ!!」
すると………………………………………………私達の背後から誰かがやってきていたのでした。
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