第二十九話毒露討伐。
私が雷魔手裏剣を投げ放った。
バリババリーーーーーーーーーーーーっと雷を放ち……………そして雷を全身に纏ったたかおが雷魔手裏剣に吸い込まれるように同化していく。
するとそれに気づいた毒露が狂乱していく。
「ぐあああああーーーーーーーーーーっ!!」
毒露の声が辺りに捻くれて響いていく。
「雷ちゃん………………………………………………。」
そう水菜様が声を上げる。
「いやあああああーーーーーーーーーっ!!」
その瞬間水璃ちゃんは毒露に捕まったままのピンチに晒されていく。
「たかおーーーーーーーーーーーーーっ!!」
私の声に雷魔手裏剣がギュルギュルと毒露に一直線に飛んでいく。
たかおと一体化した雷魔手裏剣が毒露に到達しようとしたその時。
毒露がそれに気づき水璃ちゃんを掴んだ手は身体ごと雷魔手裏剣に対面する。
「ふん……………………なんだこれは……………そんな小さな武具などこの俺に効くと思っているのか?」
ニヤリと笑みを浮かべそう言い放った毒露。
「ええ………………きくよ………………私の魔神具。」
私はそう言い笑みを浮かべてやった。
「クククッ………………………さっきのこの娘の武具もあの様に効かなかったのだぞお?」
「そう……………………………………。」
「なあ………お前……………………お前も女だろう……………………俺は女は嫌いじゃねえ……………お前も大人しくなるなら………助けてやってもいいぞ。」
私にそういい放ち、笑みを浮かべた毒露は続ける。
「クククッ…………そう……………そこにいる水忍には美しい者が多い…………………そしてその代表者とも言えるそこの水菜という女は一際美しい……………だからこうして殺さなかったのだ……………分かるだろう?」
「何が言いたいの?」
私の問いにニタリと笑む毒露。
「お前もこのまま大人しくしてるのであれば………俺様の女にしてやってもいいぞお?」
何を言っているのか?
この人間の言葉が話せて理解できるかもしれない妖の言ってる事が私には全く理解出来なかった。
「だからなあ?あの女もお前も…………………これからこの水の里で暮らすんだ。」
「えっ?」
「ぐふふ…………いいだろう……………………?俺様がこの里………………いやこの世界をも支配してやろうぞ。」
その下卑た言葉に私の身体が震えた。
「……………………………………………………。」
「ぐふふ…………………考えてるのだな?さあ………我が元へくるのだ……………………さあ。」
そういい手を伸ばしてくる毒露。
私は………………………。
私は………………………………………………………。
「もうあなたは許さない!!!」
その瞬間。
バチバチっと毒露の手を弾いた私の雷。
「ぐっ!!………………………これが………………=これがお前のこたえかあああーーーーーーーっ!?」
激しく大声をあげた毒露は狂乱し殴りかかってきたの。
その時。
私は冷静に立っていた。
私の中にたかおの声が。
「雷よ…………………………お前にワシの声が聞こえているだろう?」
「うん…………………。」
「ならば今……………お前の中に激しい力が集まってきた…………………わしはお前の力であり雷となるもの…………………ワシを信じ…………………………力とせよ。」
そう言ったたかおの声からの私の意識は我に返っていた。
「たかお…………………………うん。」
私の身体がバリバリーーーーーーっと雷を放ち迫りつつあった毒露の腕をバチバチっと弾いた。
「うぐうううっ!!!」
「さあ………………………もう消えなさい………………………………。」
「うっ………………………………うっ……………………………クソがあああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
激昂し襲い来る毒露。
私は構えていく…………………………。
そして。
「雷………………………兎…………。」
バチバチバチバチーーーーーーーーっと雷を放ちながらまるでうさぎのように飛び跳ね毒露に迫っていく私の雷。
「なっ!?なんだこれは!!??」
翻弄され慌てふためく毒露。
そしてキランっと光り輝いた雷のうさぎが毒露の目の前に現れた。
私の手には雷魔手裏剣があった。
私は雷魔手裏剣を手に握り…………………構え斬りかかっていった。
「もう…………消えて…………………………………………。」
「雷………………………閃…………………………。」
ズババババーーーーーーーーーーーーっと雷魔手裏剣が毒露を斬り裂いていったのです。
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