第二話雷魔手裏剣。
私は森のとある場所に辿りついた。
その瞬間大地の突然の崩落。
そして気がついた私は………………どこかの洞窟内へと落ちていたの。
「いてて………………っていうか………ここどこなの!?」
そういいながら辺りを見回すも深い洞窟内なのだろう……暗く一寸先も見えない状態だった。
「ねえ!!誰かいませんかーーーーーっ!?」
シンッと静まり返り私の声だけが響き渡った。
「そういえば……………たかおはどこに行ったのかしら?」
私は目を凝らしていると僅かだけど目が暗闇に慣れてくる………そしてしばらく辺りを見回してると、その先から空気が流れてきているのを感じた。
そちらへと足を向け歩き出す私。
暗い洞窟内………普通の人間ならば恐怖で立ちすくんでしまうことだろう。
でも私は忍び…………そう…………くノ一なのだ。
だからこんな事くらいで恐怖で動けなくなる……そんな事は許されないのである。
すると……洞窟内の奥から僅かに何者かの気配を感じる。
「えっ!?もしかしてたかお!?」
そう言った私の歩速は早くなる。
そして私がたどり着いたのは広いホールのような場所だった。
「ここは!?」
すると……そこには天井から吊るされたまま何かに捕らえられているたかおがいたの。
「たかお!!???」
「んーーーっ!!いかづちーーっ!!???」
「たかお!?どうしたのそんなところで何遊んでるの!!???」
「んあああーーーーーーーーーっ!?バカ言うなーーーーーーーっ!!あーーーーーーっ!」
そう言い放ったたかおは逃れようと糸を切ろうと動くため、まるでブランコのように宙を揺れていたの。
「くっ………………たかお…………どうして?どうして一人でそんな楽しそうに遊んでいるの?」
震えながらそう言い放った私。
そんな私にたかおが叫ぶ!!
「いかづちーーーーーーーーーーーっ!!アホなのかお前は!?この糸をなんとか切り落としてくれよ!!???うあああーーーーーーーっ!?」
そう言いながらもぶらんぶらんっと遊んでいるように見えたたかお。
本当にこの鳥はわけがわからなかった。
「ふぅ…………………本当に仕方ないわね。」
「たーめーいーきーをーつくなあああーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
私は渋々背にある武器に手をかけた。
これは『魔神具』というもので…………この武具には妖というか魔神というものが入っているという代物なのだった。
それは口寄せのようなものだったが私の魔神具から現れたのがあの「たかお」という鷹の妖だったんだ。
まあ今は鷹忍だけど……………。
そして、そんな魔神具は私がこの里「雷の里」に生まれた時………どこからともなく私の眠る布団の上にいつしか置かれていたという………今は亡き私の両親がそう言っていたという事だった。
私は幼い頃…………………里の忍びであり戦士であった父と母は雷の里を守る為にある妖から私を守り散っていったとはくさい様から聞いた………まあそれからはくさい様に私は育てられ今まで生きてきたのだった。
だからはくさい様とたかおは私の家族のような存在だったのである。
そして、私にとってたかおは兄妹のような関係なのだ。
「さあいくわよたかお!!???」
「ばっ!!バカ言うないかづち!!お前のその魔神具『雷魔手裏剣』は巨大な岩をも斬り裂いてしまうだろうがあああーーーーーーーーーーーっ!?」
そう叫んだたかお……………………でもその時…………洞窟内最奥であるこの場所の奥からなにかの気配を感じていたの。
「えっ!?なにこの妖気?妖!?」
「ふぬううううーーーーーーーーーーーーっ!?いかづちーーーっ!そのようだあああーーーーーーーーっ!?」
ふざけた話し方をするたかお…………そんなたかおにイラッとしつつも…………………私は魔神具である雷魔手裏剣に再び手をかける。
「雷魔手裏剣……………………………………………。」
「うおおおーーーーーーーーーっ!!ちゃんと狙えよーーーーーーーーーーーーっ!!」
「うるさいたかお!!こうすればいいんでしょ!?『魔神………………………………大鷹!!』」
私がそう言い放ったその時。
私は背にある雷魔手裏剣を思い切り投げつけていった。
ブオンッ!!!!!ギュルギュルーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと回転しながらたかおに向け飛んでいく雷魔手裏剣。
その時。
ズシンっと大地を揺らし何者かが姿を現した。
それはこちらにズガズガっと轟音と地響きを立て向かってきていた。
「アレは!!!????」
「ぬおおおおっーーーーーーーーーっっっl!!アレはーーーーーーー妖怪土蜘蛛ーーーーーっ!!!!!?????」
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