第十四話土人形。
地極が地面に額を擦りつけ謝っていた。
私もそんな地極にイライラして仕方なかった。
すると風花ちゃんはその表情を和らげた。
「そうですか………………あなたが本心からこれまでのことを悔いて懺悔するのであれば………。」
そう言いながらスーッと向けていたクナイをそっとしまおうとする。
その時。
地極の口元に笑みが見えた気がしたの。
すると地極が動き出す。
「土遁……………………土人形!!!」
巻物を咥え土遁の術を使う地極。
「なっ!!????」
「これは恐るべき土遁の術……………………これはあの「土羅伍」の十倍はあろうかと思える程の力か!?」
そう言い構えるはくさい様。
すると土人形の巨大な腕が風花ちゃんへと迫っていく!!
ぐおおおおおーーーーーーーーーーっと咆哮をあげたゴーレム。
「風花ちゃん!!???」
「いかづちさんっ!!!」
私は気がつくと飛びだし風花ちゃんの手をとろうとしていた。
「そうはさせん………………ここにいる全ての者を破壊しつくしてやる!!!」
そういった地極。
その瞬間。
風花ちゃんの背後からは地極の土龍が迫っていた。
私たちの脅威の敵が迫ってきていた。
「もう………………死ね…………………………………。」
冷たい地極の言葉。
すると私の身体に光が宿ってくる。
そして頭に聞こえてきたのはたかおの声だった。
『さあ…………いかづち………………やるぞ。』
『たかお………………………うん。』
『あいつは本当に強いぞ。』
『わかっているよ………たかお。』
『ああ………………だけどな………………お前の力はここから解放される。』
『えっ!?どういうこと?』
『お前………あいつのこと……………どう思った?』
『えっ……………それは…………強いと思った………でもやっぱり……………師匠だったハズの『土羅伍』さんを倒して………………風花ちゃんの師匠の『嵐山』さんまで…………そして風花ちゃんを泣かせた……………許せないよ。』
すると……バチバチっと私の身体に帯電してくる感覚が強くなってくる。
私の髪がその力によって逆立ってくる。
そして身体中にその激しい力がより集まってくるのを実感する。
『さあ…………………いかづち………………俺を…………もっと強化しろ。』
「たかお!!!???」
たかおの身体がより光り輝き私同様その身体に激しい力を帯電していた。
『うおおおおおーーーーーーーーーーーっ!』
「たかお!!力を貸して………………私があいつを………………倒すんだから!!!」
その時………………バチバチバチーーーーーーーーーーーーーっと何かを弾いていた私。
私は風花ちゃんを抱き寄せていた。
そして弾かれたのはゴーレムの腕と地龍だった。
グラりと二つの巨体は驚き固まった気がした。
そしてたかおが声をあげた。
「いかづちーーーーーーーーーーーーっ!!??」
「たかお!!???」
たかおに目を向けるとスーッと私の魔神具吸収されていく。
私は魔神具を手に静かに目を閉じる。
そして腕を頭上に構えた私。
「さあ…………………いくよ…………………。」
私の手の平の上で回転をはじめる魔神具である雷魔手裏剣。
その回転は激しいものへと変わっていく。
私は飛びだしていく。
「あれは…………………………………。」
そう言いながら震えるはくさい様。
なんだろう…………とうとうきたか。
私はそう思ったけどそれは言わなかった。
それより私は今やらなければいけないことが。
私は二体の巨体な敵相手に構えを見せる。
「ここは私は決めるんだから…………………」
ダッと飛びだしていった私。
そして。
『雷魔手裏剣………………………。』
雷魔手裏剣とたかおが重なり一つになっていく。
『ハアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!』
『雷………………………音……………』
すると……激しい電撃の手裏剣が敵へと飛んでいく。
そしてゴーレム……………………地龍………を真っ二つに斬り裂いていたの。
その雷はバリバリーーーーーーーっと激しい雷鳴を轟かせ…………二体の巨体を燃やしていったのでした。
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