第十三話謝罪。
風花ちゃんの魔神具であるクナイが地極を目指し飛んでいく。
「たあああーーーーーーーーーーーーっ!!」
勢いよく飛んでいく、そのクナイ……………果たして魔神具である風花ちゃんのクナイはどう変化をみせるのか。
余裕の笑みを見せた地極がスーッとその手の魔神具を振りかざす…………………。
その時。
ドドドーーーーーーーーーーーーーっとなにかの音が聞こえる。
そして地極が叫ぶ。
「ははは!!!さあ……………地龍!!!!!あのたぬきごと喰らい尽くしてしまえ!!!」
グアアアアアーーーーーーーーーーーーーッと咆哮を上げた地龍がたぬきに襲いかかっていった。
すると目の前で手を組むポンタ。
「風花……………………………行くぞ。」
「はいっ!!」
その時サーーーーーーーーーーーッと風が吹き荒れてくる。
「いいか風花…………………………風は…………地にはものすごく相性がいい…………つまり奴………地龍の弱点は風にある……………………だからこそ…………その弱点を補うためにこの風の里を襲ってきたのだ。」
そう呟いたポンタ…………………。
「そう……………だったんだ……………………でも………だからってこんなこと…………酷すぎるよ。」
「ああそうだな…………………………だからこそお前も頑張らなきゃな。」
「うん。」
風花ちゃんとポンタの周囲にはどんどん風が集まってくる。
「よし……………………………このままお前にはものすごい風が宿ってくる………………………。」
「そうみたい……………………なんかすごい。」
そう言いながら風花ちゃんはすっと目を閉じていく。
その時。
何かを感じたのか……………………地極の笑みが消えた気がした。
真剣な目で風花ちゃん見ていた地極が口を開く。
「何だこの風の動きは……………………。」
そう言いながら風花ちゃんを見ていた地極………そんな地極がその手の魔神具を構え叫ぶ。
「こ……こんなこと………………有り得るのか!?」
そう言いながら焦りをみせる地極。
そう語った地極の魔神である地龍に変化が起こっていた。
ビクッと動きを止めた地龍。
すると………………なんと地龍の尾の部分が明らかにおかしなことに崩れかけていたんだ。
「なんだ……………これは………………………………。」
焦り出す地極……………………そして地龍もまたその状態に身を震わせていた。
「これは………………やはり………………風花ちゃんの魔神であるポンタが言ったようにその通りだったようだな……………なあ?地極よ。」
「ああ………………そうだよ………………その通りだよ……………僕は地属性の「土忍」だよ…………その頂点に立つきっかけとなる魔神具『地烈』を手にしたんだ………………そうなったら………今度は弱点である風の力を手にしたら僕は最強になれるんだよ?そうだろう………………白斎よ。」
「ああ……………………そうかもしれんの……………だが……………それはこの忍の禁をやぶり…………この世界に混沌を巻き起こす事になるとは思わんのかったか?」
すると………そこに立ち構えていたのはポンタと風花ちゃんだった。
「そんな事はさせません。」
「そういう事だ…………………………僕はこいつの魔神である…………………そして僕はお前を消す力をこうして持っている。」
そう言いながらポンタが手の平を上に向けるとサラサラーーーーーーーーーーーーーっと風が手の平の上で巻き起こっていた。
それは自在に風を操れるということなのだろう。
「くっ………………………自在な風………………か………だからこそ…………………地龍の身体が………………。」
「フン………………よくわかったなあ…………そうさ…………僕の風は自在だ…………………。」
そういいながらポンタが手の平を見た後………地極に目を向ける。
「くっ…………………魔神のくせに……………貴様……。」
「貴方は…………私の師である「嵐山」様を……………。」
そう言い放った風花ちゃんが再び構える。
「どうですか?このまま私は遠慮しません。」
「わかった……………今回は僕がすまなかった。」
突然そういった地極。
「はい?」
「僕はその…………………自分勝手な言い訳で今回こんなに皆に迷惑かけてしまった………本当にすまなかった。」
そういいながら土下座をする地極。
「なんなのあなた!?今更そんな事をいってもこんなことして許されるわけがないでしょ!?」
私の声に突然その表情を悲しげなものに変えた地極。
「この通りだ。」
そう言いながら手にしていた魔神具を地面に投げ捨て再び額を地面に擦りつけた地極。
私たちはそんな彼の反応に困惑していたのでした。
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