第十二話魔神具風磨クナイ。
突然の地龍の出現。
その反応に私は。
「危ないっ!!!たぬきさんっ!!!」
私の声がその場にコダマする。
するとたぬきさんがニヤリと笑みを浮かべていった。
「ふふ…………………危ないのは君じゃあないのか?」
ポンタの声に顔を真っ赤にしている風花ちゃん。
「あの…………その…………ポンタくん………。」
控えめにそういった風花ちゃん。
するとポンタがいつの間にか風花ちゃんの肩に手を回し怪しい笑を浮かべていた。
「ええっ!?なにあのセクハラ動物は。」
「きみぃ……………………何か言ったかい?」
余裕の笑みを浮かべて笑うセクハラたぬき。
でも今の私はそれどころではなかった。
「よそ見をするなあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
「きゃあああーーーーーーーーーー!!ついにきたあああーーーーーーーーーーーっ!!」
驚きの私の声にたかおが何かを叫ぶ。
「うおおおーーーーーーーーーーーーっ!!アホなお前の世話は大変なんじゃあああーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
バリバリバリーーーーーーーーーーーーーっと雷を放ちなんとか地龍に一撃を与えた私。
するとニヤリと笑みを浮かべた地極が口をひらく。
「なんだそれは……………………クククッ……………そういえば、お前はまだお前も魔神具師になったばかりのようだな………まだ攻撃も軽いな……お前も我が地龍の餌食にしてくれる!!そしてその魔神具も僕のものだあああーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
地龍は再び激昂し襲いかかってくる。
「くっ……………………………この力……あの人こんな………………。」
私が地龍の攻撃を受けた…………激しい地龍の攻撃にズズズと私の足が背後へ下がりはじめたその時。
その時……はくさい様が話しかけてくる。
「いかづちよ…………………あの力はやばい………」
「はくさい様………………くっ………………。」
「まだお前も魔神具師になったばかりじゃ…………まだまだこれからなんじゃ……………。」
そういったはくさい様の口寄せの獣白雷神がさらに大きく巨大化していく。
「フフフ………………………僕の魔神はねえ…………これからどんどん強くなっていくんだよ…………。」
「なんじゃと……………そうはさせんぞ。」
地極とはくさい様の魔神がギギギとぶつかり合っていく。
するとニヤリと笑みを浮かべたのは地極だった。
「さあ……………これは何かなあ?」
地極が何かを手にしていた。
そしてそれを目にした風花ちゃんが叫んだの。
「それは………………………」
風花ちゃんの目が見開き……………そして涙が一粒こぼれ落ちた。
地極が手にしていたものはなにかの布切れだった。
「クククッ………………いいねえ…………これが誰のものかわかっているのか?」
「それは嵐山様の…………………………………。」
「ああ………………そうだよ……………………これはね………あの嵐山のものだよ……………あいつはこともあろうに僕に傷をつけたんだぜえ。」
するりと腕に巻いていた布切れをはずした地極。
そこに見えたのはサラサラと砂になり形があちこち崩れ落ちていた地極の腕だった。
「嵐山……………………………様…………………………………」
そう言いながら身体を震わせていた風花ちゃん。
「クククッ……………わかっただろう……………そして僕はここからより強くなるんだ………さあ。」
そして風花ちゃんの周囲に風が巻き起こってくる。
涙を流し立ち尽くす風花ちゃん。
静かな怒りをその身に纏わせたように感じたの。
その時。
ポンタもまた風花ちゃんの隣で身構えていた。
「風花……………………………………覚悟ができたようだな……………………………………。」
「ポンタ…………………………………………はいっ!!」
風花ちゃんが身構え構える。
「魔神具…………風磨クナイ……………………………………風の魔神…………………………………「ポンタ」。」
周囲の風がシューーーーーーーっとポンタに集束していくような風の動き………………………。
その瞬間。
風花ちゃんが激しく動き出した。
飛び出した風花ちゃん…………………そして彼女は飛び上がるとその手から魔神具である風磨クナイを投げつける。
「あなたは………………………許さない!!!!!」
そしてクナイが風を纏わせそしてそれを見ていた地極がニタリと笑みを浮かべて待ち構えていたの。
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