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30/35

茶番(鬼角 正修の場合)

題名通り茶番だけしか書いておりません。

でも、面白いとは思いますよ。

不定期になってしまいすいませんでした。

朝飯を食べ終わって、俺達Z組一行は各々の部屋に戻った。

俺は幼女と共に部屋に入ったのだが、入ってドアを、バタン、と占めた瞬間、理不尽すぎる正拳が正面から襲ってきた。

正拳の主である幼女は、自分の部屋にダッシュで向かい、ガチャリ、と鍵をかけた。


鍵かけれるんなら寝る前にかけとけよ!そしたら夜這いみたいなこと起きなかっただろ!


それから俺も自分の部屋に戻っていき、机に置いてあった時間割を見て、バックに教科書を入れていく。

「化学」「現文」「数Ⅱ」「数B」「物理」「倫理」

ポイポイポイポイポイポイ

う~~ん、あんまり面白みのない授業だな。体育とかあれば()()()できるのにな・・・

憂鬱さで少し重くなった扉を開けた。

少し離れた所、具体的に言えば30°右前にある扉からほぼ同時に幼女が顔を出した。

視線がバチリとぶつかった途端に、幼女は扉を叩き閉めて轟音が部屋中に響いた。

「・・・チッ」

だんだけ嫌いなんだよ?命救ったり好かれるようなことはしたけど、嫌われることなんて一個もしていないだろ?

外の廊下に続くドアに向かう途中幼女の部屋のドアの前に差し掛かる。

幼女、俺がこの部屋の前に居たらずっと出てこないんじゃないのか?

腹いせにずっといてやろうか。


ガチャ


ドアを開けた先には、誰もいなかった。

開けたら毎回めぐっちとか居まくりだったからな、それに慣れちゃったのか・・・

慣れって怖

そう回想をしながら横に曲がろうとした瞬間!


シュバッ!


ドアのすぐ横で待機していたチユが、朝なのに目をギラリと光らせながら、飛び掛かってきた。

俺の脳は朝に弱いってのもあって、直ぐに能力を使って避けることも(まま)ならず、もろに飛び掛かられ、もろに地面に追突させられた。

馬乗りになっているチユが、にやりと笑って、抱き着いてきた。


ずぞぞぞぞぞぞ~~~~~~~~~~~


チユが、魂を吸い取るぐらいの勢いで俺の首辺り→胸の順に行ったり来たり行ったり来たり嗅ぎまくった。

またか・・・

「はい・・・もういいだろ?」

そうは言うものの、もし間違って胸でも触ってその気にさせたら面倒だな。


『見切り』


チユをべりっと俺の身体からはがす。

ちゃんと胸を触らずにはがすことに成功した。だから安心してほしい。

「うん!もう満タン!」

「チユは車なのか?」

持ち上げられたチユは、自分の足で立ち上がった。

俺も立ち上がろうとした。


ガッ


したのだが、第二の衝撃に飛ばされた。

第二の衝撃の主は、幼女が開けたドアの角だった。

ドアの角は俺の頭にジャストミートしてスピードを緩めた。

「なんでアナタそんなところに居るのよ!」

どうやら俺が悪かったらしい。

確かに廊下でしかも、扉の前で横たわっている俺が悪かった。

なんか・・・幼女に言われると反発したくなるんだよな・・・なんでだろ?

そういう能力でも持ってるのか?

「うげ」

また幼女と目があったのだが、今回は授業の事もあってか俺のことを踏みながら、部屋の中から出てきた。


ガキパンツ。


それが、踏まれたときに覗いたスカートの奥に居座っていた。

「中身もガキ」

ドゴンッ

幼女は、俺の発言に間髪入れず()()を俺の顔目掛けて踏み込んだ。

しゅ~~~

足は何故か俺の顔の上に着地した。

あれ?流石に情でも生成されたのか?

と、思ったら、普通にチユが、俺の足を引っ張って避けてくれたみたいだった。

ちょっと幼女に期待した自分が馬鹿馬鹿しく思えてきた。

「アナタ少しも変わりませんねぇ?」

あ、チユさん怒ってる・・・

基本的にチユは、俺以外の他人には、勿論年上でも年下でも分け隔てなく、敬語を使っており、流石お嬢様育ち!と叫びたくなるほどのまめやかさだ。

それにチユは怒っている時も敬語なのだが、語尾に『ぇ』とか『ぁ』とかねっとり喋るんだ。

つまり、今、チユは怒っている。

「は?アンタに関係ないでしょ」

「いいえ!関係は大いにあります!セイさんは私の婚約者ですもの!!」

下で転がりながらでも分かるほど、幼女の表情筋がヒクッと動いた。

「そ・・・その年で婚約者!?」

その年って、貴女と同じ年ですよ?幼女さん?

「そんなことあって、いいわけ・・・」

「あら?まだ婚約者がいらっしゃらないのですか?」

あ、煽った。

「・・・それぐらい一人や二人いるわい!」

いや、婚約者って知ってんのか?

やっぱガキだな。チユのわっかりやすい挑発にも乗っかっちゃうしな。

「そのままだとまたハブられてしまいますよ」

幼女がカチッときたのかスタスタとむくれながら教室に向かっていった。

「あんなに言ってよかったのか?」

起き上がりながらチユにそれを聞いた。

「あれぐらい言わないとダメだよ、あの子には」

チユの目は完全に年下のそれも結構幼児よりの子供を見る目だった。

「確かに、間違いない」

「あんな子の事より、あの子のせいで怪我とかしなかった?」

「まぁ・・・」

しなかったと言えばウソになるが、幼女がいないところで言うのもなんだからな。

「特に何にもなかったかな?」

「そう・・・・・・優しいね」

察しないでくれよ。恥ずかしいから。

俺とチユも教室に向かった。

学校が忙しくなってきましたので、少し不定期更新となるかもしれませんが、読み返してくれたりしたらとても嬉しいです。

Twitterも先日に本格始動しましたので、もし良かったら追加とかしてくれたら嬉しいですね。

てことで、ドロン!

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