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最初の朝(鬼角 正修の場合)

息抜きの回ですね。

でも、個人的には滅茶苦茶書きやすかったんで、面白いと思われます。

もし良かったら評価ください。

モサッ


俺は、能力使用過多でバッキバキになった身体をベットの上から降ろした。

半分夢見心地のまま尺取虫のように進み、寝起きのぶっ壊れかけたPCより役に立たない脳みそを使って何とかドアまでたどり着いた。

そのまま壁に張り付く溶けかけのアイスのように、ぬと~~、とドアノブに手をかけて、ガチャリ、と開けた。

ドアには俺の半分の体重がかかっており、勢いよく開き、俺の手を振りほどいた。

俺は為す術なく地面に叩きつけられた。


それでも俺は起きません。


そのまま俺は、二分ぐらいその状態で睡眠を取り、また、むにゃり、と起きた。

またさっきと同じ要領で、尺取虫で洗面所に向かって、ドアに向かい、へばり付き、ドアノブに手をかけたのだが、どうやら今度は引くタイプのドアらしく、よっ掛かたまま、また寝た。

そして、イケナイイケナイと思いながら起きてドアノブを引こうにも何故か力が入らない。

だから、寝ぼけている俺は、()()()()

しかし今回は偶然にも、ドアノブに手を掛けたまま後ろに仰け反ったので、スゥ、と開いた。

再度起きた俺は、その偶然に開いた隙間から、洗面所と思われる部屋に入っていった。

尺取虫でその部屋を探索するが、洗面台のような物は見当たらない。

というか、この部屋がホントに洗面所なのかもいささか疑問だ。

まだ慣れていない間取りだし、間違ってもしょうがないのは間違いないのだが、もし、幼女の部屋とかに入っていたら間違いなく殺されるだろうな。


もぞもぞ


辺りを探索し続けるうちに、この部屋が俺の部屋の間取りとひどく似ていることが分かった。

似ていることは分かったのだが、俺の頭は通信制限を食らった時の動画のような感じだったので、似てるな~、だけで終わった。


ゴチン


何かに頭をぶつけた。

スライム張りに、ぬとぬと、それに伝って上を目指すと、布団があった。

あれ?自分の部屋に戻ったのか?

そのままモゾモゾと布団に潜り込んだ。

やけに暖かかった。

~~10分後~~

「キャァァァァァァアアアアアアアアアア~~~~~~!!!!!!!!!」

「うえぇ!?」

布団から飛び起きると、布団の中には幼女がいた。

ぽくぽくぽく、、、チーーン

「ケダモノ!!」

ゴガッ!

「氏ね!腐れ!朽ち果てろ!外道!f〇ck!」

ゴガッ!ゴリィ!ゴバッ!ゴグッ!ゴシャァ!


これが昨日命を助けた人からの仕打ちである。

そして、これが俺の『能力学園』生活の最初の朝であった。

――――――――――――――――――

正座させられている俺に、<裁判長兼被害者>の幼女が問う。

「どうしてこの部屋に入ったのですか?」

<被告人兼犯罪者>の俺が答える。

「え~と、、、」

「はっきりしなさい!」

法廷(幼女の部屋)に声が響き渡る。

「、、、、、、、、」

「はい?」

「だからあれは寝ぼけてたんだって!」

「入ったことは変わりませんね?」

「うぐっ!」

俺は反論できなかった。

「じゃあ死刑!」


ビュオッ!


幼女の突きが、俺の頬をかすめた。

「お前のそれは死刑じゃないくて私刑だ!それに、昨日命を救ってやった恩はもう忘れたのか!」

「うぐっ!」

幼女は反論できなかった。

「で、、、でも!それぐらいやる事は普通の事だし!」

「はぁ?じゃあ、見捨ててたらお前どうなってたと思う?」

「し知らんわ!」

「甚振られて、犯されて、殺されてかもしれないんだぞ!そこを助けてやったんだ!少しぐらいは敬っても悪いようにはならないぞ!」

「グスッ、、、、ウルサイウルサイ!!!」


ブゥン!!ブゥン!!


『見切り』!!


少し涙目になって、殴り掛かってきたが、『見切り』で何とか、、、

を?

地面が揺れたと思って、座り込むがどうやら目眩だった。

やっぱ昨日のが効いてんな~~~


ドゴンッ!!


幼女の一撃が僕の腹にクリティカルヒットした。

「オマエソコデツイゲキスルゥ~~???」


ガチャリ


その後、『超回復』でどうにか持ち直して、幼女と共に廊下に出ると、相変わらずの狐顔のめぐっちが立っていた。

「朝からお熱いね~~」

ニタリと冷やかしの目線で俺たちをめぐっちが眺める。

普通ならここで『熱くないわ!!』とか言いそうな幼女だが、俺の後ろに隠れてもじもじしてしまっていた。

「ホント幼女だな、お前」

「うっさい!」


ゴッ!


「ウニョ~~~~~~!!!!!!」

背骨にヒビが入ったような気がした。

ま、直ぐに治せるんですけどね?

その後、めぐっちが招集を掛けておいたZ組全員が俺達の部屋の前に集った。

そのまま食堂に向かう事にした。

昨日の敵襲は無かったような雰囲気のほのぼのとした廊下を歩いて真っ直ぐに食堂に向かう。

昨日黒いループホールにのまれた場所を横目に券売機に向かって食券を買った。

俺は、朝食セットを買った。

内容は、焼き鮭、海苔、納豆、温泉卵、お味噌汁、煮浸し。

美味しかった。

評価いただけたら歓喜です!

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