勝負!
お待たせしました。
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U.S.エージェント本部の一室、薄暗いが巨大なディスプレイが目立つその部屋の中でタオはじっと連絡を待っていた。
コール音が鳴り響くと、すかさず受話器を取り上げ「ちょっと待ってください」とだけいう。その間に、画面に向けて指を動かし、巨大なモニターに映し出されていた多くのウィンドウを画面の端へと流していく。
これらはすべて、彼の動きをトレースしているカメラによって判断され、直観的な操作を画面の中で実現させていた。すぐにディスプレイの中は綺麗にされ、次に指の動きに合わせて大きくウィンドウが画面一杯一杯にひろがると、回線がつながるというアイコンが表示される。
タオ、聞こえてるかい!?
すごい音だった。どうやら音量が爆上げされていたらしい。クラクラする頭のまま、あわててタオは同じく側に放り投げてあったヘッドマウントマイクをつけると「黙って!……すいません、音量が上がってまして。下げるまで静かにお願いします」とだけ口にした。
ありがたいことに、向うはそれを理解してくれたらしい。画面には大きく不満顔でも美しいシルバーフォックスの顔が写しだされている。
(おや、皺がないですね。”処理”でもしたんでしょうか?)
タオは人の悪いことを頭の隅で考えつつ、左手で音量を下げるようにカメラに向かってちょいちょいと指を動かしてみる。
しかし、こうした直観的なインターフェイスと言うのも考えものではある。
今この瞬間にも、タオが画面に向けて左手の指をちょこちょこと気持ち悪く動かしているのをむこうは見ているのだから。
「ありがとうございます。もう、大丈夫です。それで?どうなりました」
「タオ、あんたの要望通りこっちの”休暇”をつぶして来てやったさ。なんか確かに2人ほどいたみたいだけどね。こっちがさっさと踏み込んで”皆殺し”にしてやろうと思ったら、とっとと逃げちまったよ」
「おや、そうでしたか。それは残念」
全然そんなそぶりも見せずに、タオはあっさりと言ってのける。しかし、政府の機関だと言うのに先ほどから彼等の口から飛び出す言葉は耳を疑うものばかりである。どういうことなのであろうか?
「それで、どうしていますか?」
「とりあえず、警察を呼んで調べさせているよ。婆さん達の証言もとったし」
「ふむ、協力的でしたか?」
「ああ、すんなりとしゃべってくれたぜ。あのジェシカって疫病神が、この家に遊びに来る直前に、子供だけで旅をしているヘンな連中がいたらしい。で、家の人間は客が来ると言ったら慌てて出ていってしまった、と。
それを客の疫病神に話した。
で、いつものように『なにかがおかしい』とピピッと来て、うちらに連絡を入れたんだとさ。まさか、あんなむちゃくちゃな連中が来るとは思わなかった。だそうだよ」
「それは大変でしたね」
目尻をこすりながらタオは答える。脳内がフル回転して回答を探し出そうとしているのだ。
彼の脳内による”思考”の結果、その疫病神は嘘をついている。と出ている。
「シルバーフォックス、あなたはどう思いますか?」
「あんた、本気で聞いているのかい?」
鼻でふふんと笑いながら、彼女は美しい顔を歪める。
「ええ、もちろんですよ。エージェント内でもリーダー格のあなただ。思うところがあるでしょう?」
「もちろんあるぜ。このひょっとこ野郎!!
こっちはな、クソ熱い国にわざわざ出て行って輝くビーチで臭ぇ死体を散々に”かきまわす”作業をやらされてたんだ。その上、2度も休暇を潰された。いいか!2度も、だ。
それでもこっちは楽しみにしてたのさ。吹雪で外に出られないホテルのバーで、いい男漁りする日を夢見ていたのに。それがこのザマさ!!
凍える外を窓から覗きながら、ベットで男と乳繰り合うってあたしの貴重なセックスライフを潰してくれてありがとうよ!」
「ああー、シルバーフォックス?あなたのささやかな休暇の過ごし方と、なかなかにムーディーなセックスには興味は無いんですよ。
私が聞いているのは、ジェシカ・ラズベリーという疫病神のことです。彼女が言っていることはどう思いますか、と聞いているんですよ?」
「わかってるよ、この不感症野郎。
……あの婆さんな?あれは嘘ついてるだろ。それもしょーもないなって感じで」
「ああ、”やっぱりそう思いますか”」
「思いますかじゃねーよ。まったく、やってらんねーって話さ。
あんなのを聞いて信じる奴がいるなら、この手でそいつの頭を切り落としてやるさね…………それで、どうする?」
「どうする、とは?」
「疑問で返すなよ。婆さんのことさ、吐かせるかい?」
おや、有難いことにやる気はあるのですね。とは思ったが口には出さなかった。次、激昂させたら間違いなく職場放棄してしばらく姿を隠してしまうと思ったからだ。
「いや、やめておきましょう。彼女はアレでも疫病神。我々のことを良く思わない、東海岸の連中やそのあたりの”問題児”達を挑発してしまうかもしれませんからね」
「そうかい、あんたがそういうならそれでいいさ」
「そのかわり、そこに彼女を連れて来てくれませんか?ちょっとひさしぶりに顔を見て話したいのです」
「わかったよ。あんたも物好きだな」
そういうと、向うはヘッドマウントマイクをはぎ取り。カメラの前から離れていく。その後ろでは、警官達が大穴のあいたドロシーの家にライトを当て、夜の暗闇の中で捜査をしているのが見える。
しばらくその光景を見ていたタオは、何事かが閃いたのであろう。突如指を股激しく動かしはじめると、TV電話回線を開いているウィンドウが小さくなり、次々とまたディスプレイに新たなウィンドウが開いていく。
それはとてもめまぐるしい動きで、次々と開くウィンドウには数字が並んであったり、地図がアップで出てきたり、時刻表のようなものが現れたりと次々と画面を埋め尽くしていく。
その一方、TV電話の方では画面の奥からシルバーフォックスの後に続くようにジェシカがゆっくりとカメラの前へと移動してきているのが見える。
それに意識を向けながらも、タオの指は次々と情報を検索し、ウィンドウを出現させ、いらないものは消していく。
(あったぞ。これなのだろうなぁ?)
東海岸から南へと続く逆L字型の路線。そこを丁度今、走っている高速列車の1つに、【ジェシカ・ラ”ン”ズベリー】の名前で一部屋切符が買われているのを見つけた。
(おかしな話じゃないですかねぇ?疫病神さん。今日友人宅へついたのに、夕方には立つつもりだったのですか?
しかも、あなたが”通ってきたばかり”のアークシティへ?奇妙な話ですねぇ。あなたのサインツアーは次は西海岸域をまわる予定ではないですか?)
もはやメッキははがれている。この列車の席にはきっと誰かが座っているはずだ。それを自分達が抑えようとしたら、果たしてあなたはどんな顔をするんでしょうね?
タオ・ヤンロンは内心の下卑た衝動を押し殺し、画面を通してジェシカ・ラズベリーとお定まりの会話を交わしていた。
彼は結局の所、この件については見て見ぬふりをすることに決めたのだ。それがいかなる考えによるものなのかは、彼本人にしか分からないであろうが。
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誰かに揺さぶられるのを感じて、ヴィクターは急速に覚醒を果たしていく。
「……っ!?いま、何時?」
「午前一時まであと15分ほどだ。ヴィクター、まずいことになった」
ルーベンの言葉を聞きながら、ヴィクターは自分の顔を手で拭いてみる。顔の表面の汗が、ぬめぬめと感じられて気持ちが悪い。
寝椅子のような独特の形状の特急車両内で、どうやら眠ってしまったらしい。多少は体調が良くなっていると思っていたが、やはりなかなかに厳しいものがある。半日を車に揺られ、電車に乗っただけでヘロヘロになっていた。
そんな自分が寝ていた場所を囲むように、ルーベン、メガン、トニーがいる。
「なにがあった?」
「アークシティに着くまでこの列車が止まるのは3回。さっき2回目が終わったばかりで、2分程前に発車した。兄弟、お前の予想通り。さっきの駅がやっぱりだった」
トニーのこの言葉で。ヴィクターはおおよそのことを把握することができた。
駅まで送ってもらうと、ジェシカの指示に従い列車に搭乗した。
時刻表によれば、停車は3回あり。2回目の停車である深夜は、だいたい1時間ほど動かないことになっていた。【レヴォリューション9】の親達が追いつくとしたら、この2回目か。もしくは朝方の午前4時過ぎの15分の停車しかない。ひとつ救いがあるとすれば、深夜なので大騒ぎしなければ他の人は寝静まっているということだろう。
それでも、このままなんとか出会わないでたどり着くことができれば、と思っていたがやはりそうはいかなかったか。
(ドロシーさんやジェシカさんは大丈夫だろうか?)
皆は気がつかなかったのかどうか知らないが、ヴィクターには分かっていた。ジェシカの口ぶりは、自分達の前にあの狂人共が姿をあらわすことを想定したものだと言うことを。危険な超人を相手に、ただの人間の、それも老人が無茶をするとは考えたくはなかったが。とりあえずこの時間にあらわれたということは、案外あっさりとこちらの情報をばらしてくれたのかもしれない。
ヴィクターは頭を振りながら体を起こすと続けて聞いた。
「人数は?どうなっている?」
そう言いながら何故皆が自分の周りにいるのかようやくわかった。
なんとこの車両の天井にジャンプゲートをディアナが作ったのだろう。そこにさっきからメガンやトニーが頭を突っ込んだり抜いたりしていたのだ。
多分、このむこうにディアナとホークガールがいて、どこからか様子をうかがっているのだろう。
「それぞれ、別々に車両に入っていったそうだ。しらみつぶしに探して回るつもりなんだろう」
「3人だって。メガンとヴィクターのパパと。あと、見たこと無い奴」
ルーベンとメガンの報告でボクストン、ドブ、リメーンの顔が浮かぶ。どれも危険な相手だが、ドブだけはパワータイプだ。まず、狙うならそこから行くべきだろう。
「よし……わかった。なら、僕とメガンでいく。それでまずパパを……うちのドブから”始末”しよう」
それは思った以上に冷たく、聞いたものを震え上がらせるような恐ろしい何かを感じさせる言い方であった。
「なぁ…なぁ、兄弟?落ち着けって」
ごくりと生唾を飲み込みながら、トニーが心配そうにヴィクターに語りかける。実際、メガンもルーベンも驚いているようだった。
「この家出の際にさ。お互いに決めたじゃないか。俺の親はお前が、お前の親は俺が。そうなっても仕方ないってよ。
なのに、お前が自分の親に当たることは無いんじゃないか?それなら……俺がいるし、なんなら誰かほかでもいい」
「トニー、気づかいはいらない。これはチャンスでもある。イゴーやお前の親がいない。それでも危険な連中だし、この列車に乗っている他の乗客を危険にはさらさせるわけにはいかない。
3人一緒になる前に、まずうちのドブを片づける。そうしないと次にはうつれないんだ」
「ヴィクター、兄弟。俺ぁ!」
「なんて顔をしているんだよ、トニー。大丈夫さ、昔からそうだったろ?僕は上手くやるよ。やってみせるから見ててくれ」
そう冷静に語るヴィクたーは、冷たい感じがあったがいつものように冷静に見えた。
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ドブ・モリスンには野心があった。
彼の息子は、彼と妻の特性を形を変えて引き継ぎ。その能力は、同世代の若者の中でも突出したものだと大いに喜んだりもした。
だが、彼は才能はあったがけっして”実力をみせよう”とする気持ちにかけていた。教えたことは器用にこなし、時にみせる閃きは天才的でますます彼を喜ばせるが。一方で、その実力を披露させようとすると途端にやる気を見せようとはしなくなる”サボり”をしようとしていた。
そこで夫婦は彼が”楽をしないように”と危険域でのトレーニングを強いた。結果は無残にも心停止、未熟な子に無理なトレーニングを強いたのだと影口を叩かれ夫婦は”大恥をかいてしまった”。
訓練を再開すると、彼等の息子はさらに”サボる”ことを平然とやるようになった。それまで出来たことがさっぱり出来なくなっているのだ。
彼等は怒りと失望を覚えたが、息子の才能への信頼に揺るぎは無かった。だから、そういった負の感情を”彼らなりに抑え”ながら訓練を施していった。それなのに、息子の”サボり”は一向になおる気配はない。
結局、彼等は我慢できずに”3度”ほど危険域での訓練を実行することで、息子に”全力を出す”ことの大切さを教えようとした。
その結果がこれだ。
信じたくは無かったが、軟弱な他の子供らと一緒になって退院早々逃げだした。
数日で引きずり戻してたっぷりとお仕置きしてやると息巻いていたドブだったが。1日が1週間に、1週間が半月にという具合に延びていくと、その胸の中には表現しようの無い複雑な感情で満たされていった。
筋肉馬鹿な自分とはちがう息子を誇らしく想い、その一方で小癪にも出し抜き続けるその小利口さに苛立ちを抱き。自分を見ても抵抗をやめようとしない気骨に感心する一方で、自分に従わないその態度に憎悪していた。
はっきりいってしまえば、この瞬間のドブは本気で息子を自分の手で殺そうと考えるまでに危険な存在になっていたのだ。
ドブはゆっくりと移動しながら、個室の中を見て回る。それは唐突で無言で行われたので、まだ起きていた人達は何事かと身構えることが多かった。いつもならそれでも「失礼」とか「申し訳ない」くらいは彼でも口にしていただろう。
だが、この時のドブの頭は息子の顔で一杯になっていて他のことにまで気が回らなくなっていた。
むしろ彼の所業にカッとなって『なんだこの野郎』などと掴みかかる人がいないことが幸運であったと言えるだろう。もし、そんなことをされたとすれば。ドブは躊躇することなくそいつの頭をわしづかみにすると、スイカかメロンを握りつぶすようにいとも簡単に殺して回っていたはずだから。
「メガン、怖いかい?」
「大丈夫だよ。ヴィクターと一緒だもん」
「そうだ。”僕がやる”から、力を貸してくれるだけでいいんだ。冷静にやれば、”すぐに終わる”からね」
列車の連結部分に、ヴィクターとメガンはいた。すでに作戦は確認し合っている。あとはターゲットがここに姿をあらわすのを待つ……。
「ヴィクトール!息子よ!迎えに来たぞ」
扉むこうに姿をあらわした悪鬼は、ギラつく目をしたまま2人の前に立ち塞がる。
「やぁ、久しぶり。ドブ」
「……息子よ。パパだぞ?なぜ名前で呼ぶんだ?」
「あんたをもうパパ、なんて呼ぶつもりはないからだよ。ドブ」
「……どうしようもなく駄目なお前は、反抗の末に不良となったか。情けないぞ、ヴィクトール」
「どうしようもなく”狂っている”あんたと交わす言葉はもう無いんだって思い知ったよ、ドブ」
メガンは自分に言い聞かせる。集中しないといけない、手早く終わらせないといけない。
だが、同時に怖くもあった。
自分の隣に立つヴィクターが。あのいつもはひょうひょうとした彼が、自分のすぐ隣にいるというのに。そこに立っているのはまるで別人がいるような気がした。事実、ヴィクターの顔はとても誰かに見せられるようなものではなかった。
これまでに誰にも見せたことの無い顔が、怒りと憎悪にまみれた悪鬼の表情を浮かべるそれは”殺意の塊”と表現するに十分な凶悪なものであった。
実の親と子が、少女を挟むようにしてお互い睨みあう。
いつものドブであれば、飛びかかる時にあげる咆哮はお約束のようなものだった。
だが、この時は違った。口を開いても声は出なかった。声になる前に、その分の力も全て筋力へまわして突進したのだ。
さっそく小さなメガンはスタンスを広げると、ヴィクターには組みつかせまいと前に立ち塞がって全力で突進を抑える。激突した腕を取り合うとミシミシッとお互いの筋肉が音を立てるのが聞こえる。
その姿は異様であった。
小さな女の子が、筋肉質の大男と正面からぶつかって力で拮抗しているのだから当然であろう。
(強いっ)
メガンの超人のパワーをもってしても、それは凄まじい圧力であった。それでも少女は負けじと相手の顔を見やる、向うは少女が睨みつけてくることに気がつくと、一瞬にやりと笑みを浮かべる。
ガカッ!
次の瞬間、ドブ・モリスンは額から血を噴き出しながら2歩後ろへとたたらを踏んだ。
「子供相手に大人げないよ、ドブ」
凶悪な人相のまま、感情の無い声でヴィクターは父をあざける。彼は見抜いていたのだ、少女に向かって”頭突き”をかまそうとしたことを。もっとも、彼のような力で全力でそんなことをすれば、メガンもただでは済まなかっただろう。
ヴィクターはただ、父とメガンの頭の間にフォースフィールドを作って衝突を邪魔しただけで、後は突撃してきた向こうが勝手に頭部をフィールドにぶつけ、血を拭いて吹っ飛んだだけである。
「グゥ」呻く声は小さかったが、ドブの性格を思えばそれでも十分に驚くべきものだった。
そしてそれを聞いたからだろうか?ヴィクターの凶悪な顔にもサディスティックな笑みが広がっていく。
「つらそうじゃないか、ドブ。はやくきなよ、”僕が戦ってあげる”からさ」
凄まじい精神的な圧力が少年と少女の横を通り過ぎ、ひとつおくれて巨体が再び襲ってくる。今度はメガンを叩きつぶし、次に”愛する息子”へと手をのばさんと無心で突撃してきたのだ。
それこそがヴィクターの狙っていたことであった。
ヴィクターは拳を前に出すと、メガンに両手を叩きつけんと振りあげる父の周りにすばやくフォースフィールドをはる。それはいつもの様な球状ではなく、方錐の形となってドブの体を一気に締め付けて捕えてしまった。
いきなり何も出来なくなり、自分の身に何が起きたのか理解できずにドブはフォースフィールドの中でもがいて混乱している。
「これを待っていたんだよ。あんたが我を忘れて飛び込んでくることをね」
そこにはもう凶悪な顔をしたヴィクトールと言う少年はいなかった。元の無表情で、ひょうひょうとした調子で話す若者しかいなかった。メガンは黙って連結部分にある搭乗口の扉を無理矢理にこじ開けていく。凄まじい風が入り込んできて、彼等の衣服や髪を巻き上げた。
「お別れだよ、ドブ。そうだ…………最後だから言っておくね。”僕の勝ち”だよ」
そういうと、メガンが開けた扉の向うへと振りかぶりフォースフィールドに無様な姿勢で固められた実の父を宙空へと放り出した。
何かを叫んでいた事はわかるが、なんと言っていたかは分からなかった。
だが、一度激しく線路わきに立っていた鉄骨に激突するとドブ・モリスンは闇夜の彼方へと姿を消した。




