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第五話 雀と私

 それぞれが部屋に戻って眠りについたころ、しばらくして私は目を覚ました。

 「魔術具の回収忘れてたわ...何やってるのよ本当にもう...」

私はもぞもぞとベッドから這い出て廊下に出た。寝間着にナイトキャップを被ったまま、私は庭に出ようとした。屋敷の中はさすがに深夜なので真っ暗で、私はランタンを一つだけ持って歩いた。魔法で明るくしようかと思ったが、この方がちょっとワクワクするから魔法ではなく、普通のランタンにした。廊下の大きな窓から月明かりが差し込み、何とも言えぬ美しさに私はリラックスしていた。

 庭に出た私は魔術具を設置した場所に向かったのだが、なんと魔術具の上で雀の番が寝ていた。

 「これじゃあ回収できないじゃないの...まぁいいわ。起こすのも可哀想だから明日にしましょう。それにしてもこの雀たち...とっても可愛いわぁ!モフモフが気持ちよさそうだわ...!」

私はしばらくの間、雀をニヤニヤしながら観察していたのだが、さすがに私も眠くなったので屋敷に入り、部屋に戻った。

 「私もいつかあんな感じに添い遂げる人が欲しいわねぇ。星のお兄さんと早く会いたいなぁ...」

私はベッドに潜り込み、天蓋を見つめながら星のお兄さんとノヴァのことを考えていた。やっぱりあの二人は似ている。それが星の魔法のせいなのかは私にはまだ分からない。いずれにせよ、仮にノヴァが星のお兄さんだったら恐らく、私はいろんな意味で心が持たない。

 「ノヴァ...ノヴァは私のことをどう思っているのかしら。私のことを想っていてくれたら...嬉しいな」

そんなことを考えながら私は眠りについた。きっと外ではまだ雀の番が寄り添って眠っているのだろう。夜はまだ続く。


雀が登場。雀ってかわいいですよね。現実では雀の数がちょっと減っていて悲しいですが…

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