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異世界冒険戦記 ルイン・ブリンガーズ  作者: 都島 周
第二部 ラナート平原動乱編
68/73

062 温泉会談

遅くなりました。しかもちょっと長くなりました・・・・・・


都合により、来週は更新できません。

次回更新は4月9日の予定です。


 ブルフォス村領主館の一室に集まっているのは、今回のソルスレート帝国による“ウルスラントトンネル”建設問題に関して外交交渉を行う主要人物達だ。


 円卓を挟むように、二組の人物達が向かい合っている。


 ドワーフよりは身長は高いがヒューム族にしては小柄な男。しかし、髭の豊富さとむさ苦しさ、身体の頑強さはドワーフ族にも負けていない男はソルスレート帝国地竜騎士団団長、ガイアット。傍らには金の短髪で理知的な瞳を持つ副官のサレイアが座っている。二人の後ろには護衛として、地竜騎士団の誇る7本槍のうち、クラーオとアイカーが立っていた。


 対するは、ヒューム族としては背が高く肩幅も広い威丈夫で、金髪を野性的に後ろに広げた風貌の美青年、ラナエスト王国王子ウィルフリード。傍らにはブルフォス村領主のジオスナーが座っている。また、ウィルフリードの後方には護衛騎士としてライオットとローディンと言う2名が控えていた。


 両者から均等に距離をとった中間に位置する円卓の端には、中立の立場として司会進行役を務める吟遊詩人のラサヤ、また、冒険者ギルドからの見届け人としてギルド長ライヘム、さらにライヘムに請われて魔術師スフィが着席している。


 互いがそれぞれ自己紹介を済ませたところで、外交交渉は始まった。

 ソルスレート側はガイアットをお飾りとして実際はサレイアが交渉の中心であるため、彼女は先日ジオスナーに告げた要求をもう一度ウィルフリードに話し出した。


「我々の要求はここより北方との交易路の管理権、使用料についての取り決め、また、トンネルに見合う対価としてのブルフォス村のソルスレート帝国領への移管であります」


予め報告のあった内容と同じ条件であることをウィルフリードは自分の耳で確認したが、内容は非常に不愉快極まりないものである。その為、ウィルフリードの舌鋒は辛辣だ。


「頼んでもいないトンネルを掘って対価だと? 北のモグラはラナート平原の暑さと眩しさに頭が眩んでるんだろう。涼しくて暗いトンネルに戻って入り口を塞いだらどうだ?」

「外交特使に対してそのおっしゃりようは無礼ではありませんか!」

「そっちの要求が無礼だろうが! ブルフォス村を移管だと!? 欲しいなら力尽くで取って見ろ! そもそも! ウルスラント山脈の峰を越えた時点でラナエスト側への侵略行為だって事を解ってるんだろうな!?」


 サレイアは痛いところを突かれ押し黙ってしまう。この件についてはウィルフリード王子が正しいのだ。しかし、この展開は想定内でもある。


「地図上、地表では山脈の分水嶺を国境としておりますが、地下まではこれまで特に決めたものはございません」

「そういうのを屁理屈って言うんだ。地下は自由だと? それが通るならさぞかし血生臭いトンネルになるだろうなぁ。それに、地上に出た時点で間違いなくお前らは侵略者だ。こうやって俺が話しに来ただけでもありがたいと思え!」

「しかし! あのトンネルはこの大陸の革命的なモノなのですよ! あれによって交易路は変わります。ラナエストは“平原の十字路”でしょう! あれの価値が解らないラナエスト王国ではありますまい!」


 ラナエストを起点として西方のトルネスタン王国から十二公国領を経由する現状の北上交易路がある。およそ4ヶ月の行程が、ラナート平原を北上するだけで2日で到達するのだ。その価値は交易にとって計り知れず、対抗出来る代替え手段は空でも飛ぶしかない。


「ウィルフリード殿下が今回来てくださったのは、トンネルの価値を無視できないからではありませんか? そうであれば、トンネルの利用について是非とも前向きな御判断をお願いしたいのです」


 サレイアの嘆願。ウィルフリードは女狐め、と心の中で毒突く。彼の脳内には既に女狐が1匹住み着いており、目の前のサレイアは二匹目だ。全く、ここまでの展開は宮廷魔術師ノキアの読みどおりである。ここからの展開は、想定では・・・・・・


『それならば今回のトンネルが侵略行為である事を認め、さらなる侵略行為であるブルフォス村への要求を取り下げろ。さらに、侵略行為の賠償金として、ラナエスト側のトンネル建設費は相殺だ。それが呑めなければこの交渉はここで打ち切る』

『判りました。ではその条件をソルスレートは呑みましょう』


 こうしてトンネルを既成事実化してしまい、あとは管理と利用の仕方、地竜騎士団の駐留条件を詰める展開を予想していたのである。しかし、ウィルフリードは女狐達のシナリオ通りに事を運ぶのは癪であった。


「それならば今回のトンネルが侵略行為である事を認め、賠償金としてラナエスト側のトンネル建設費は相殺だ。それから、ブルフォス村はくれてやろう。ただし、住民の移転費用と新たな村の建設資金はソルスレート帝国で用意するんだ」


 ウィルフリードのこの言葉にサレイアだけでなくジオスナー達も驚いて硬直する。まさか、ブルフォス村を手放すなどと!


「それから、ブルフォス村を与えても周りはラナエスト領だからな。壁で囲って、出入りする際には税を掛けさせてもらう。無論、トンネルの出入りにもだ」


 一件、良さそうなラナエスト側の提案にサレイアは我を忘れかけた。ソルスレート帝国の国是である“南進”。厳しい北国出身の帝国民にとって、南に国土を広げると言うのは建国当時からの夢であるのだ。しかし、ウィルフリードの追撃にすぐに頭が冷える。


 ブルフォス村の移転費用? 出入りする際の税? それでは費用もさることながら、さらに南進する際には武力行使しか手段がないところまで追い詰められはしないか?

 サレイアは想定外の交渉となってきたために考える時間が必要だった。そこへ、思わぬ助け船が入る。


 進行役のラサヤが休憩を兼ねた提案を言い出したのだ。


「ひとまず休憩にして、そうですね・・・・・・ウィルフリード王子、一度トンネル実物を見てみませんか? ここに居る皆様で如何でしょう?」


 この提案に、まだ実物を見ていない者達が殆どであるため、一堂はウルスラント山脈の麓、トンネル坑口に向かうことにした。



 元は獣道でしかなかった道が、既に踏み固められて広げられ、荷馬車が通れるくらいの道幅の山道となっている。道路脇の林間からは下方に畑が見え、道を振り返ればブルフォス村もすぐそこに見える、そんな近くにトンネルの坑口は広がっていた。


 一堂は山腹にぽっかりと開いた黒々とした巨大な穴を見つめる。


 風が若干トンネル内に吹き込んでおり、日差しの届かない先は真っ暗闇だ。しかし、ウィルフリードが内部に足を踏み入れて闇になれると、遠くに緑色のうっすらとした灯りが見えた。ヒカリゴケを使った暗部照明らしい。もっと奥に進むと、魔導ランプという恒久的な照明が設置されており、ラナエスト側にも随時設置予定なのだそうだ。


「この道が、わずか30ケリーでウルスラント山脈を通り抜け出来るのか・・・・・・」

「左様。たったわずか30ケリーが、ソルスレート帝国に取っては超えるべき悲願であったのだ。確かに、昔の帝国は侵略という考えしか持っていなかった。しかし、今は違う! 南とは交流がしたいのだ。俺達は、例えばルモンズまで行って南洋を見たい。平原に集まる品物、酒や食い物を購入したい。寒い土地しか知らぬ子供らに、暖かい気候を教えてやりたいのだ」


 ウィルフリードの感慨に、ガイアットが語り出す。齢50を超える男の言葉には、サレイアとは比較にならぬ力があった。しかしウィルフリードは、揺らぎそうになる気持ちを支えつつ言葉を選ぶ。


「他国の軍隊が自国内を平気で彷徨くような事は、そもそも看過出来ない。あんたらがここに駐留するのも問題だし、このトンネルを通ってソルスレート軍人が続々やってくるのも、ラナエスト経由であちこちに行軍するのもとんでもない事だ。しかも、逆に帝国を攻めようと考えれば、東西からラナエスト経由で北進する軍隊が平原に来る可能性もあるんだぞ。どうしてそれをラナエストが認められる?」

「ソルスレートは、トンネルを死守する。そのために、我らが、北進する他国軍に対して戦う。それではダメか?」

「多国間の戦争が自国内で行われる。十二公国領と似たような状態になる訳だ。それは御免だな・・・・・・」

「しかし、その危険度リスクは“平原の十字路”として既に持っているではありませんか! ヴァルフィン神のお膝元でもあり、手出しが許される土地ではない事は各国も知っているはずです」


 サレイアが感情も露わに反論する声が、トンネル内に残響する。

 女狐達のシナリオを狂わせられる事は出来たのだろうか? おそらくサレイアのシナリオは崩せただろう。だがノキアのシナリオは踏襲せざるを得ない事にウィルフリードは溜息をついた。自分でも、それ以上の妙案は浮かばないのだ。こうして現地を見ると何か思いつくかもと思っていたのだが・・・・・・


「駐留地を見てみたい。ガイアット団長、案内してくれるか?」

「勿論だとも」


 一行はトンネル坑口を後にし、再び道を戻り始めた。



 街道脇に急整備されている駐留地では木造家屋が既に10棟も建ち並んでおり、昨夜はテントで寝た者達も今晩は屋根の下で寝られそうということであった。また、中央部が広場のようになっており、その脇には水汲み場と調理場が設けられていた。柱と屋根も設けられ、簡単な雨天程度でも使えると言う。そして、一番奥には一際大きな建物、“温泉”が建設されており、一行が近づくとそこでは冒険者達が色々と作業をしていた。

 スフィが見知った顔を見つけて話しかける。


「お主ら、何をやっているのだ?」


そこには、スコップを奮うドワーフのギルビーとヒュームのイアンが居たのだ。


「イアンの発案で“足湯”というものを造ろうということになってな」

「足だけでも温泉浸かると気持ちの良いものなんだぜ。それと、中の方はほぼ完成だ。何なら入っていくか? 混浴だけどな」


 にやけるイアンの脳天にスフィが杖を振るい、イアンが大げさに騒ぎ始めるところでウィルフリードが発想アイデアが閃いた。


「汗をかいたな・・・・・・ガイアット団長、どうだ? ここで浸かりながら続きを話さないか?」

「ふむ、確かにそれも良かろう」

「ちょ、ちょっと団長!?」

「ウィルフリード様、それはちょっと・・・・・・」


 思わぬ展開にサレイアとラサヤが慌て出すが。


 混浴だから良いじゃ無いか、とウィルフリードはニヤリとして進み出した。


「へえ~、あれがラナエストの王子かぁ。なかなかやるねぇ!」

「馬鹿者、この展開だと私も一緒に入らなければならぬのだぞ。イアン、お前はそれでも良いのか?」


 小声で会話するイアンとスフィ。スフィの言葉と、その目元が若干紅くなっている事に、それだけでイアンは嬉しくなる。


『久々にスフィがデレたっ!』 


 内心でガッツポーズをしつつも、イアンはスフィに説明する。


「大丈夫だって。今、中では温泉用の湯浴み着って奴を準備中だ。ミスティやリンネが居るから、言えば女性陣用のものを貸してくれるから」


 スフィはイアンの説明に安心し、早速ラサヤとサレイアに説明しつつ中へ向かうのであった。


 木造の大きな湯船の周りには岩石が綺麗に整形されて敷き詰められており、洗い場には幾つものお湯と水の取り出し口(“蛇口”と言うらしい)が用意されてあった。西側に大きな窓があり、今は開け放たれて心地よい風が通っている。


 護衛の騎士達は甲冑を脱ぐのが大変なため、今回は待機と言う事になり、入浴したのはガイアット、ウィルフリード、ジオスナー、ライヘムの4名。これに、サレイア、ラサヤ、スフィの女性陣が入ってくるかどうかである。


 なお、男性陣4名のうち、王城では大きな入浴施設があるため、ウィルフリードはこういった大浴場には慣れている。また、ガイアットもソルスレートでは温泉経験があり、ジオスナーとライヘムは冒険者時代にロンク―王国で入浴経験があると言うことであった。


 湯を身体に掛け流してから大浴槽に浸かると、心地よい温みにウィルフリードは呼気を吐いた。ガイアットなどは「おお~う」等と感嘆を口にし、ライヘムもジオスナーも、良いお湯であることに感想を述べる。


 温泉に浸かり、ウィルフリードはようやく、これまでの感情に整理を付けることが出来た。

 判っては居るのだ。あのトンネルの価値は多大であり、使いようによってはラナエストにも十分な益があることも。しかし、勝手にトンネルを掘られた恨み、ブルフォス村の譲渡などと言われた怒りがあり、いきなり最終決着をする訳にもいかなかったのである。とは言え、水に流してそろそろ建設的な議論をしなければならないだろう。

 ウィルフリードは早速、ガイアットにラナエストから持ってきた最終案を持ちかけた。


曰く、


 トンネル施設維持管理費として、利用者からは使用料を徴収しソルスレート帝国が管理する。施設管理の権限はソルスレート帝国が持つ事。

 地中であっても中間地点を両国の境界とし、利用料徴収のための関門はラナエスト側に設け、ソルスレート側での二重取りはしない事。

 ラナエスト側への侵略行為は地竜騎士団の偉業に敬意を表し問わない。ラナエスト側の建設費を払う代わりに、トンネル管理に必要な部隊の駐留地はラナエスト王国が無償で貸与する。


「ずいぶんと気前が良いな。しかし、駐留地を用意して貰えるのであればありがたいが、建設費用の半分は何としても手に入れるように本国からは言われていてな」

「それは本国も都合良すぎだろう。それにまだ続きがあるんだ。施設維持管理は任せるので、使用料を徴収する時は我が国分も一緒に徴収してもらって構わない。ただし、あくまでも維持管理費用なので警備費用は別に考えがある」

「警備費用? 警備が必要か?」

「モンスターの侵入や、トンネル内の犯罪予防、そしてトンネルを良く思わない国による介入。それらに対して必要だろう。特に、西方諸国はこのトンネルの存在を良く思わないはずだ」


 確かにな、とガイアットは呟き口元までを湯船につける。顎髭が海藻のように浮かび上がった。


「そこで提案だが。先ほどの建設費用とも関連して。ブルフォス村周辺に各国から駐留騎士団を招く。駐留騎士団は村の郊外を駐留地とし、土地はラナエスト王国が無償貸与。各国騎士団に貸与する駐留地建設費用を以て、トンネル建設費用に対するラナエスト王国分の支払いとする」

「各国だと!? 何故そんなことを!?」


 ガイアットが驚きの声を上げたときに、温泉入り口の開き戸がガララと開いた。そこに現れたのは。


「なんだよ、その格好は!?」


 思わずウィルフリードが問うが、湯浴み着を着込んだラサヤが妖艶に微笑む。


「残念でしたね、王子。ここには女性用に湯浴み着が用意されていたのです」


 なんてこった、そんな手が、とウィルフリードが悔しがる間に、ラサヤ、サレイア、スフィの3人は浴槽に腰掛け、まずは足のみを湯船に入れた。


「なんだサレイア。ちゃんと脱いで来いよ。北方美人の肌艶をこの機会に王子に見せれば良かったじゃねえか」

「馬鹿言わないでください。それ、セクハラって言うんですよ!」

「お前こそ生意気いってるんじゃねえよ。ソルスレート美人を知って貰えば、今後、王子が妃を帝国から娶る可能性だってあるんだからな。両国が友好的になれば色んな問題は一発で解決するんだ」


 ガイアットの言いぐさにサレイアは顔を真っ赤にし、ウィルフリードは苦笑した。確かにそれも一理あるのだ。しかし、この場はその話を一先ず置いて、先程までの会話内容を女性陣に語る。その結果、各国駐留騎士団の必要性について更なる説明をする事となった。


 各国騎士団を募る理由はトンネルという公益施設を国家間の標的とせずに公平に利用者に提供・警護するためだ。各国騎士団の維持費は各国持ちとし、各国から警護費用を取る代わりに、労役で提出させて国家間の争いの火種とならないようにする。

 また、トンネル利用料は施設維持費とその技術料としてソルスレート帝国が徴収して良いが、利用料は各国騎士団およびブルフォス村代表の合議によるトンネル会議により決定される。


「冒険者の育成場と呼ばれるブルフォス村は、各国騎士の修行と交流の場として更に発展するだろう。その環境を求めて修行する者も訪れ、村自体は交易拠点価値がさらに高まる。トンネル利用も加速するし、そちらにも悪い話ではあるまい」

「各国が騎士団を派遣しない場合はどうなる?」

「その場合はトンネル利用料をソルスレートとラナエスト2国で決めるだけだ」


 ウィルフリード王子の案は理に適っており、その場の誰もが交渉の落としどころとしては妥当なものであるように同意できた。最も、ウィルフリードとしてはもう一つ踏み込んだ最終案も持っており、それを表明するかどうかは今後の展開次第だ。


「では、明日にもう一度、最終の詰めを行う事として今日の会談は終わりとしますか」


 ラサヤの申し出にガイアットもウィルフリードも頷く。


「じゃあ、堅い話は終わりで後は、温泉楽しも~!」

「キャッ!」


 ザブンッと、ラサヤがサレイアに腕を回して湯船に飛び込む。


「ちょ、ちょっと! ラサヤさん!?」

「せっかくの温泉だもの! これだってここの名物になるだろうし、こんなの作れる地竜騎士団って凄いわよ! きっと大陸中で貴方方は引っ張りだこになるわ!」


 それはそれで騎士団としてどうなのだろう? とサレイアは思うのだが。しかし、戦と無縁にこんな偉業を広げて行けたらどんなに良いことだろうか。


 大陸史に残る、魔法土木の歴史が始まった事に、関係者はまだ気づいていない。しかし、後に温泉会談と呼ばれるこの日の出来事は、温泉を各地に広げる原動力ともなり、トンネル利用者達の感想と共に各地へ広がっていくのであった。


ブルフォス編は大体これで終わりです。

会話形式にせずにあっさり進めるかどうか迷ったのですが。

どちらかというと幕間話に回しても良いかもしれません。


いよいよ終局、アキネル編へ戻ります。


宜しければ感想、ブクマ登録、レビュー等、応援よろしくお願いします!


全面改訂に伴い、旧第一部を、前日譚として別途投稿しています。

「借金確定の武器無しソードマスター ~ルイン・ブリンガーズ前日譚~」

http://ncode.syosetu.com/n5867cl/


挿入エピソードの大幅加筆、導入も終わりも全面改修して以前とは違った、なおかつ本筋は押さえた形式に。今まで隠していた話も新たに加わっており、本編とは独立して読める一本としてあります。旧第一部をお読み頂いた方も是非、こちらをご覧下さい。

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