戻れない。最高の舞台・・・。
――2日後…。
『 なんで、無理してでも引き留めないんだよ!居なくなったら勝てなくなるだろ‼︎ 』
昔の美穂の台詞を思い出される――。。
「 はぁーー……。。。 」
(比奈が今日の内に連絡くれたらバイトのシフトを変わりたいといってくれてたからだが……。)
まだ、放送開始直後………。
アップも碌に映ってもいないのに、
アドレナリンでっぱなしで、ほんとに思い悩まされる・・・。
『 サッカーやりたいな……。』
高校時代。あのまま龍と組んでいられたら、
俺の人生。日本代表にも選ばれて……、もっと先の世界でサッカーできて……、
本当に180℃人生変わったんだろうな……。
美人で性格最高の彼女こそGETできているから
20度ほどは同じような人生だが……、
本当に、あのときチーム内で争いさえなければ全国優勝なんて朝飯前だったのに。
(理想のカップルでいたかったな。)
テレビで、日本代表とブラジル代表がついに縦に並んで選手入場をするなか……、
凪への想いで、すっかりナイーブな感情になってしまう。
a〜a〜a〜(国家)
(どれだけ強いんだろうな……。)
あのときの「流通経済柏」にとって、
高瀬龍という【エースストライカー】は、全国行きの切符確定を決定づける星6キャラになれたのは間違いなかった。
(8-0で負けて、ようやく謝られたこととか懐かしいな。)
同級生たちが、練習メニュー軽くしたことや龍の騒動のさい、
力を貸さなかったことなどを大勢で今更になって謝られたことを思い出すなか、
新聞と同じ、白髪の姿で龍が登場・・・。
(半端騙されて入学して半年かかったとはいえ、
俺達最強のコンビだったのにな……。)
ようやく明るく輝ける時代がくると確信させた日。
1軍相手に龍1人が圧倒的なドリブルを発揮し、ハットトリック達成。
俺も司令塔として1得点2アシスト。
「パスやっぱり上手いな!」
「そっちのが上手すぎ!!」
それは見事、新監督の理想を再現したかのようなサッカーだったが……。
先輩達は再びチャンスをあげない監督を前の監督と比べてフェアじゃないと喧嘩したせいで不満爆発。
(親の反対でユースに行かせてもらえなかったうえに、【嫉妬】を招かないよう半年間2軍生活を送り続けていたのにな……。)
もっと高いレベルには一緒に行ってほしいくらい名前だけの強豪校で終わったな。はぁ
「ピィィィーーーーッッッ!!!!」
セットされたボールが蹴られ……、
「キックオフ!!」
試合はブラジルボールで進みだし……。
なんとなく消極的に繋がれていくパスワークが随分とヘタクソに思える日本――、
――10分
やっぱり、日本もブラジルも質がかなり下がっている……。
有名選手が多いのはブラジルだが……、
この試合はどっちが勝つんだろう――…?
あの事件がなければ。
今の日本代表は龍と俺、トレセンの後輩の渡わたるにあと1人同中でJ3の檜山ひやまがチームに加わっていたと思うが、
『左のボランチの動きがあきらかに悪い。』
理想のプレーの先で待つ。
そういうふうに考えてプレーすべきとみれば、
左ボランチが目立つが、左ウイング【LWG】の動きまで悪く感じる――。
毎回の攻撃を重要視するなら、ここのウイングのポジションに檜山。
トップ下に渡。
アンカーの位置に俺が居ただろう。
一応、渡はUー20の試合にはでている……が、Jリーガークラスである。
(これじゃ、凪が電話で「日本代表」に戻ってきてほしいとかけてくるのも納得だな。)
「和也……、もう寄り戻してとも言わないし、お金も貸すから。」
あーあー。
OKをだしたにもかかわらず……、
双方が浮気の問題を疑われて、早急に破談に終わった話を思い出してむしゃくしゃする。
ーー試合観てて、意外と熱くなってきているな。
――15分
相変わらず攻撃は続かず……。
(次のブラジルの攻撃のクオリティからでも、試合の流れが予想できてしまうと思うけど――)
泥試合確定かな――?
前半25分にようやくクロスバー直撃のシュートがヴィニシ○スの脚から炸裂……。
拮抗しているような試合だったが、ようやくブラジル代表にエンジンがかかってきたか――。と思うなか……、
三笘薫の抜群のスルーパス!!!!
ギリギリボールに届かず……、、
(龍になかなかチャンスがまわらないな。)
日本にも「攻撃力」が見えるシーンがきて、それなりにテンションはあがるが――。
(結局はブラジルの底力のほうが勝つんじゃないか……?)
高校時代の俺ならもっとできる。
と映像にうつる日本代表の弱さにため息が漏れでる……。
『 どうせなら――、俺がでたかったな……。』
なでしこ史上最高傑作の凪が、龍、和也、凪、渡の4人で1番上手だったと評価し、
絶対今からでも日本代表に必要な選手になって戻ってこれると言ってくれた俺。
「あいつら、俺の話も凪の説得も全然聞かねえじゃん。それに――、環境的にも次に進んだほうがいいって気づいたんだ……。」
龍のヤツは成長した姿を見せて。
決着をつけようとしただけで、プロには確実になれると思っていたみたいだが……、
(お金はくれないのかな――??)
友達をやってもいいと思えてきた俺に、
あのとき上の世界で戦う必要性を否定せずに
親友として見送った俺に〜〜!!
はぁーー、、
アイツに叩き潰されたのが原因なのに、愛するサッカーをやって、
むこうは給料………約16億円。
こちらはボチボチ…………自給1080円の「アルバイト」である。
「わかったよ……、だったら俺の練習メニューに口出しするなよ。1人でもやりたいことはあるから。」
周囲も俺も絶対スカウトがくると思いながら、
1度は何故か落選したあと。
ーー焦りもあって。
大学推薦の条件を突っぱねて落ちたことが非常に悔しくなる。
(今もボチボチ幸せだけどなーー。)
長身のブラジル人が2列目から見事な動きだしでゴール前に抜けだしてきた。
スパンッ………、ドシュッ…………!!!
一歩前へのワントラップから。
綺麗な右側ギリギリのコースに綺麗で強力なシュートを突き刺す。
マークを外す動き、
かなりの際どいコースに決めきれるシュート力。
――コイツは、世界頂点レベルの選手じゃねぇか?
「決まってしまったーーっ、ブラジル先制点―――!!!!!!」
日本代表 0 - 1 ブラジル
(今のが16歳か……。)
思わず、、!!当時の俺でも出来そうか思わずシュミレートしてしまうプレーだ。最新のプレイヤーだろうがやはりサッカーは面白い。




