タイトル未定2026/01/19 19:17
▽
「和也!!今回はサッカーの試合観たら?ブラジル戦だし、連絡とってたのに喜ぶと思うよ?」
「いや……、凪のこととか。正直あんまり思い出したくないんだけど?笑」
誰も並んで居ないカウンターから明るく話しかけてきたのに軽口で本音晒しながら作業を進める。
サッカーを辞めて3年……。
理想的すぎた凪を振って、同じインターネットカフェで働いている比奈と付き合っているが、
確かに、最近……300万ほどの金額を借りようとした身ではあるんだよな……。
「ねぇ……。和也今さら、寄り戻してほしいなんていわないから。もう一度サッカーへの道に戻ってきてくれない……?」
結局失敗した事実ではあるものの、茨の城ではなくなったものの、サッカーをやるのには絶対に反対であろう実家からでるための資金を借りようと思った事実は消えないし、相手は日本代表界のカリスマである。
「ごめん……。代表の監督にキツく反対されてしまって出来なくなった――。」
(俺が絶交して、一度辞めたサッカーへの道をようやくまた進もうとしていたのに!!!!)
神野比奈:
実は……、『義父』のほうが自分が元嫁に乗り換えをされていたため、この話にはこちらも滅茶苦茶反対している人がいたわけだが。(爆笑)
就活をアルバイトを理由にあんまりしてこなかった失態もある俺に対し、
彼女の収入は
比奈なら2つ上年収310万
美穂は同級生で年収2億円である……www
2週間前に、最後の『別れろ』通知がきたと思えん身分である。
("サッカーの世界,,に染まっていったら微妙に浮気してしまったかもしれない。なんて、話したら絶対怒られただろうな……笑)
美穂のいる。去年不合格になった海凛大学からは、再度入学しないかーー?との連絡も断っていたし、
一途でいるために無理な試行錯誤を比奈への愛で実行しなかったのだ……。
( もうそこまで失望するような話でもない )
沢山の漫画を棚に戻す。
黒いカゴへと近づいては、本の束を手にとって再びならべ始める……。
( 龍の日本代表での試合――……。)
正直興味は沸く――、
《新聞記事》には、日本代表のメンバーとして大きく名を馳せた唯一無二のライバルの《高瀬龍》の名前が大きく写真付きで書かれていた。
「許さなきゃなんねぇのかな……。」
比奈の年齢が23歳になってしまったからそろそろ結婚を考えていたなかで、サッカーを辞めて以降あんまり友人の居ない俺・・・。
皆美穂と別れるくらいで、どんぐらいショック受けてるかは理解して引き留めはしなかったときいてるが……、志望した大学に落ちた自分では一緒に居られないと思って捨てた人間関係だったが、破談になる以前からフットサルでもボールを蹴りたいという欲求もある……。
(これは、こっちか……。)
正真正銘、大親友だった。
――ただ、サッカーに全振りだった人生において、
致命的なほどの障壁だっただろう。
「俺がサッカーをやりたい」という感情を捨てなきゃいけない。この環境にまで失墜してしまった要因の全責任がコイツにある。涙
「アー○ナルか……。」
高瀬龍は、今現在プレミアリーグで2位を走るチームのFWとしてスタメンになった。
観たら苦しくなる現実だろう……か。
次戦は強敵のブラジル戦。
ついに、、、日本サッカー界で1番か?というところまで評価は高い。
観れば、まちがいなく面白いと思えるだろう――。
一生の友だと思っていた。
今じゃ、アジアNO.1を競うスーパーストライカー。
……本棚の間にある黒いカゴから、漫画の束を再び抜きとり、隣の棚まで移動する・・・。
国際試合だし、比奈や美穂の話じゃ今年の勢いなら日本のエースは龍に成り代わる可能性だってあるらしい。
(めっちゃ悩むけどな――……!!)
『どうせ――、、2日後だから今はいっか……!』
もう意識し続けて、全然サッカー観てないのにそういう風にいわれて毎回気持ちが揺れる俺は、まだまだバイト中だ。




