最終決戦
「蒼依ちゃん。待たせたね。さぁ、最後の決戦に向かおう。」
「もう倒したのか。早いなぁ。よし行こう。」
と思った瞬間、画像が現れた。「やぁやぁ。皆さんご機嫌宜しゅう。どうも、龍野秀保だ。今から、お前たちに最後の砦、金将銀将と戦ってもらう。一対一のタイマン勝負だ。二名選出しろ。じゃあな。」
「ちょっと待て!」そう言ったときには遅かった。
「なら、私が行くわ。」
「うちも出撃するよ。」
そう言ったのは、白那と玄佳である。
「気を付けて。死んじゃ駄目だからね。」私は泣いてしまった。龍野秀保に殺された父を思い出して。ここで友人に会えなくなるんじゃないかという不安に襲われた。
「蒼依。大丈夫や。また戻ってくるけん。」
「玄佳。絶対だよ!」
「うん。約束するよ。まだバンドの練習進んでないからな。ここで死ぬわけにはいかないよ。」
二人はゲートを通った。
「ようこそ。金将銀将の間へ!歓迎する間もなく貴様を捻り潰すわ。」
「やってみようと思うならやってみなさいよ。」
「なめやがって。金剛斬!」
金色の光を纏った光線がこっちへ向かってくる。
「危ないわね。霧風弾発射!」
「何ッ!どこにいるんや?お前くそっ!見えない。」
「そこだ!暗黒光線!」
「これは卑怯やないか。焼ける。俺達の体が。くそっ。貴様ら。どないしてくれるんや。うわあぁあ。」
「どうやら勝ち目があったようね。」
「あぁそうだな。ウチらは天下無双や。」
ふと禍々しい気配を感じる。
王将 龍野秀保である。
「お前達、しっかりしろ。こんな奴等にやられてどうする。」
「あ…兄貴ィ。俺達は兄貴の天下を見たいです。」
「金将も銀将もようやったわ。ワシはもう脊椎を破損しているからな。人間だったら動けないハズや。だが、俺は人間を卒業したから問題はない。」
「何故!生きることに執着してるんだ?」玄佳は言ってしまった。
「別にアイツはこの世に遺体を残すなと言っておったからのぉ。こうして肉体を使っているんや。おおっと。お前達は八部衆やったな。なら金将も銀将も俺と合成しろ。」
あっという間に吸い取られてしまった。
手と足が巨大化して分裂した。
地面に根を張ってどこまでも伸びるようになった。
「これが人間を卒業した者が得た力よ。」
「ふざけるのもいい加減にしろ!俺達はあんたを許さない!」男四人と蒼依と朱梨がやって来た。
「それもいつまで言えるかな?ハアッ!」地面に根を張った腕が攻撃をした。指を斬る。しかし、その指はまた分裂をして腕の形に変形した。
「フハハハハッ…斬れば斬るほど、お前達は不利になっていくぞ。」
「くそっ。キリがない。こうなったら皆、ブレーンを狙うぞ。装甲蒼龍神!」
「朱炎神フェニックス!」
「白雲剣士ホワイトタイガー!」
「甲羅賢人玄武!」
「いくわよ。皆!蒼龍少女参る!」
「同じく朱雀少女見参!」
「白虎少女の攻撃を見よ!」
「玄武の力覚醒せよ!玄武少女行きます。」
四人の娘が銃を放ち、四人の戦士達がそれを武器で弾き強める。一体化させ、最後に甲羅賢人玄武が武器の杖で「全ての総意よ。我が御託に答えよ。エターナルエイトアタック発動!」
それはそれは見事な弾であった。
「来るか。良かろう。ゴリアス!ミラージュ!イレイザー!威力マシマシで。」彼は攻撃を防ぐ呪文を唱えた。次郎じゃねぇんだから威力マシマシはねぇだろ。
意中に反して、威力は拡大し拮抗した。
「一人じゃなんも出来ねぇけど、皆がいれば折れない矢に成るんだ。行くぞ!負けちゃおれん。皆行くよ!」
「威力」
「マシマシ!」
「技能」
「マシマシ!」
「絆」
「マシマシ!」
「運」
「マシマシ!」
「電話は?」
「もしもし!」
「犬には?」
「よしよし」
「そんなことはどうでもいい!行くぞ!エターナルエイトアタックEX発動!」
遂に長きにわたる決戦が終わる。
「俺が死んだあとでも呪いは消えない。覚悟しておけ!うわあぁあ。」
皆が歓喜に沸くなか、その龍野秀保の肉体はどこにも無かった。




