第一次龍秀征討
「フハハハハッ。俺に勝負を挑むつもりか?まだ惨禍に見舞われるだけだぜ。なぁ?耕蔵。」龍野秀保は、その男に話しかけた。
「はい。親方様のようなお方に刃向かうなど愚かな者達ですね。」彼…岩城耕蔵は、龍秀高校の竜愛党の幹事長を務めていた男である。
「ありがとよ。どこから情報をゲットしたかは知らないけどな。さぁ!警察を撫で斬りにしてやる。俺のアナライシーでな。」
「この窮地は何とかして切り抜けましょう。こちら、台武学院高等学校の鬼堂有道です。警察の武力行使許すわけにはまいりません。」鬼堂有道…台武学院高等学校の校長である。彼もまた、20代であり、秀保のよき理解者である。
「おお。鬼堂殿、よくぞ。参られた。忝なく思う。ゴホッ…済まない。」秀保はまた吐血した。
「済まないって、龍野さん。吐血は病院行かなきゃ。」
「俺のことは心配するな。この校難が解決してからゆっくりと通院する。」
「はやいところ行った方が良いと思いますよ。」
「ご心配有り難う。さぁ、敵が来たようだ。総員、各自アナライシーを手に取れ。」
「ア、アナライシーって何ですか?」
「まぁ良かろう。鬼堂さんには、前にスーツを渡したが、持ってきたか。」
「既に着用済みです。」
「なら、それで警察ぐらいは撒けるだろう。さぁ、開幕だ!」
四方市警旧川辺組連合捜査隊side
俺は、安藤。何度も言う通り、警察だ。ヤクザと手を組むのは本望じゃねぇが、藁にもすがる思いで奴らを信用する事とする。
「龍秀高校の理事長、龍野秀保が一連の犯人であることはほぼ明白だ。よって、市民の安全を守るため、龍秀征討を行うこととする。さぁ、市民に良く思われる四方連合の為、一働きじゃ。」川辺廉太郎が言った。「総長。承知いたしました。安藤さん、共に頑張りましょう。」
「そうだな。今は、暴力団の存在は認めるしかない。この難しい局面ではな。行きましょう。」
「四方連合の御旗、四方市警の御旗共に持って戦うぞ。」
「あの、そんな旗なんて邪魔じゃないですか。」近江が尋ねる。
「警察の方は、ご存知無いんですか?明治時代、戊辰戦争の時、薩長の官軍が錦の御旗を掲げて、江戸幕府軍と交戦したと言うことを。」
「でも、我らはそこまでの尊い権力は持っていませんよ。」
「仮にも警察であろう。市警の御旗を掲げれば、その行為の正当性がより顕著になり相手側も驚くはずや。」
「分かりました。確かに一理ありますね。では、参りましょう。」
今、争いが勃発しようとしていた。
あと八話です。今まで閲覧ありがとうございました。セカンドシリーズでは、皆の世界とコラボしていくスタイルで進んでいきます。こんな作者とコラボしたいと思う人はそうそう居ないと思うけどキャラ提供をご協力頂けるなら宜しくお願い申し上げます。




