発狂
龍秀高校理事長、龍野秀保は偉大なる力を与えられて、精神は凶変した。いつもは、僕と言う一人称の穏やかな性格の男も、俺という自信に満ち溢れた、一方通行な男に変貌した。
そして、彼はある殻を破るか破らないかで迷っていたのだ。
それは、殺人を犯すことだ。普通の次元では、人を殺すとは重罪であり、もってのほかだと思うだろうが、彼の場合は獣の心も抱いているのだ。理性が利かなくなっていた。
「どうすれば良いんだ。俺は。何があってもアイドル活動を食い止める。まずは、アイツの住んでいた琉球村でも襲うしかないか。最早、俺の計画を止められる奴なんて居ない。対等に争えるのはアナライシーを持つものだけだ。此処にはそんな奴は居ない。」フハハハッ。今更退くことは出来ない。このチャンス利用させて頂くぜ。
龍野秀保は人格が崩壊し、琉球村に足を運んだ。
「龍野秀保だ。戦闘モード起動しろ。」❬龍野秀保。正規ユーザーです。どのモードにしますか?❭「銃士だ。」
❬分かりました。戦闘モード起動します。セットアップが完了しました。装備品、マント、フェイスペイント、魔法銃。以上です。❭
「では、俺のゲリラ戦を始めるとしよう。」
目の前にある琉球街に銃を一発ぶちこむ。
小規模な爆発が起こり、中から悲鳴が聞こえる。
「良いねぇ。間断無く撃ち込んでやる。」
彼にはどんな古典の言葉も通用しないようである。慈悲の心さえもない。
「この土地を血の海にしてやる。フハハハッ。地獄を興ぜよ。」
一方、琉球村役場では、「琉球街が、琉球街が。火の海になっております。」慌てて、一人の男が駆け込んできた。
「何ッ…誰かが殺戮しに来ただと?クッ…昨日から警察とも連絡が取れん。どうすれば良いんだ?せめてあの男さえ居れば…」
村長、南原兼政はそれに対応しなければならなかった。
暫くして、龍野秀保は役場についた。
「さて、この辺が琉球村の役場だったな。村長を殺す。」役場は、誰もいないように見えた。
「さては、恐れをなして逃げやがったか。まぁ良い。こんな取るに足らない場所なんて簡単に奪取できるわ。」まずは、村長室を探そう。「誰かいないのか?助けてくれ。う、うわあっ。」
これで誘き寄せる。しかし反応はない。「オラァ。出てこねぇと。焼き払うぞゴラァ。」今度はヤクザ風情で誘き寄せようとした。「反応無しか。引き上げるとしよう。」彼は、帰ろうとした。その時だった。
「待て!紅蓮慈炎華ッ!」
「誰だ貴様は、ミラージュ!」
「私は、秋野海紫。逃がしませんよ。どこかの異端者よ。」
破道とアナライシー能力の戦いが今始まろうとしていた。




