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蒼依の風~Deux of Meine Rosto~  作者: 恋住花乃
セカンドライフ
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遠足その一

私、南原蒼依は遠足に向かうことになりました。

まずは、全体で龍帝山に向かいます。龍帝山は、名峰であり百年以上の歴史を持つ龍厳寺があります。本尊は、龍厳大仏。阿弥陀如来であり、金色の輝きを誇っております。「紗希ちゃん。あぁ。何でお寺なんて巡るんだろう。ついこないだまで龍秀高校は、ネズミの王国に行っていたのに。」蒼依は、隣に座る紗希に話し掛けた。

「多分、時空の歪みが原因なんじゃない?」

「えっ?何か有ったの?」

「何だかよく分からないけど時空の歪みが有ったのよね。別に地震があったとかじゃなくて。」

「そうなんだ。」そうそう。いつの間にかそんなことが起こっていたんだよな。それにしては、この地方の住人ではないやつが居たりするんだよな。

「蒼依ちゃん。大丈夫?」

「ん?あぁ。ちょっと考え事しちゃったというか、気にしないで。」ふぅ。危ないな。油断大敵。我が妹は勘が鋭いからな。

「蒼依ちゃん。何か変なこと考えてるでしょ。」

「ふぇ?そんなことないよぉ。別に普通だよ。」

「オーイ。そろそろ着くぞ。準備しとけー。」若い新堂先生が声を掛ける。つか、今気がついたんだけど、奴はどうなったんだ?あの、誰だっけな?武田や。うん。「ねぇねぇ、紗希ちゃん、武田くんってどうなったの?」

「武田くん?あの子乱暴狼藉を働いたから、暫し謹慎みたい。」

「でも謹慎って二、三日位だよね。」

「普通はね。でも彼の場合は無期限らしいよ。」

その瞬間、ゾッとした。もしかしたら奴は死んでいるかもしれないと。

「そうか。有り難う。あっ!そろそろ着くようだね。」

「うん。」

二人は寺の見学に向かった。


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