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蒼依の風~Deux of Meine Rosto~  作者: 恋住花乃
セカンドライフ
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蒼龍少女へ。

入学式の次の日、龍秀学園を統一しようと目論む。龍野秀保選挙後援会では、前期生徒会役員選挙の打ち合わせが行われていた。

「では、これより第一回の打ち合わせを行います。一同起立。礼。お願いします。ええ、私は、後援会会長の諸葛西です。」諸葛西亮輔。サッカーの時、勝利に導いた男である。

「皆。有り難う。もし、私が生徒会長に任命された時には、理事長と生徒の総意を実現したい。まぁ、理事長も自分がやっているのだがな。」何ともうざそうに話すのは、彼…龍野秀保だ。

「生徒会選挙は、6月12日に行う。立候補は、一年からもOKだ。清き一票を宜しくお願いします。まぁ、理事長が僕なので大多数が投票してくれるだろうな。」またも、彼は言う。

「絶対に許さねぇ。龍野一族。集権化して何を興す気だ。ただ、龍野一族が運営するなら許せる。しかし、生徒会まで飲み込まれてしまえば、自由がなくなる。」浦戸慧は恐れていた。


その頃、南原蒼依は、順調に馴染んでいた。しかし違和感を感じた。まずい、敵が居ると。担任の先生も裏があるようで怖い。悠梨亜も違和感を感じた。「平和なこのクラスで何が起こるんだ?」何もないただ普通の教室…別に変わった担任じゃない。変わっているのは何処でもない。

だが、異なる何かを感じるのだ。

今の俺には、鎧を降臨させることは出来ない。

もし、龍秀大学が何かを製作していて蒼依を襲うことがあっても、救うことは出来ない。

俺は、とても辛かった。だから、素体のままでも最低限守ってみせんと覚悟を決めた。


普通に午後の授業を終え、紗希と蒼依と帰ろうとした。「おう。お前知っているぜ。無断で水商売やってんだって?笑わせるぜ。俺は、知ってると思うが武田忠次。風紀委員を目指しているものとして、是非ともここでコテンパンにしてやる。」

「蒼依ちゃん!逃げて。」俺は、蒼依に声をかける。

死なせたら俺は、男に戻れないかもしれない。

「おうおう。あんなブス、俺は興味ねぇけどな。俺に逆らうなんていい度胸だぜ。負けたら、犯してやるぜ。あんたのことをな。」強姦罪で訴えてやる。

先に手を出して来たのは、武田。物凄い一撃を食らわせに来る。「やばいな。非道な男。負けるわけには行かない。」

すぐさま、足を払った。武田は転けた。そして男性の急所を踏み潰した。だが、何ともない様子で彼は立ち上がった。

「痛いじゃないか。女とはいえ容赦せんぞ。ブラックメタル。作動せよ。」漆黒の鎧が姿を現した。

「死んでもらうよ。黒雷光!」黒い稲妻が向かってくる。しかし、防御する手段がない。

「最早。これまでか。蒼龍神よ。」とその時、俺は目を疑った。何と紗希が俺を庇おうと前に出たのだ。

「紗希。やめろー。しんじゃだめだ。」咄嗟に紗希の前に出て、死を覚悟した。


数秒後、意識を取り戻し、「生きているのか。俺…。」目の前には漆黒の鎧がいた。

我が手には、ステッキを持っていた。「何っ!死なないのか。くっそう。いい命運に恵まれたな。だが、この決戦俺が制する。」

「それは、こっちの台詞よ。はあっ。」両手に持っているブルードラゴンガンで、武田に攻撃した。

「ふぐう。俺が悪かった。許してくれ…。」

「反省してる?…なら良いわよ。」俺は、敵に背を向けた。

「甘いな!」その声にびびって後ろを見ると、武田が倒れていた。ある男が彼を殴っていた。「あんた、この服ってどうなってるんだ?何か光ってこんな服になっていたんだが。」その男が言った。

「さぁな。俺は、知らねぇよ。」緊張し過ぎて俺になっちゃった。「そ、そうか。こいつは、俺が反省させてやる。お近づきの印にお名前を頂戴しても宜しいですか。俺は、浦戸慧。二年になります。」「私は、大野悠梨亜。一年生です。」「助かった。また何かあったら宜しくね。」変なドラキュラ風な男が言った。

「紗希。無茶すんなよ。お兄ちゃんが哀しむぜ。」「お兄ちゃんと会えるなら本望だよ。それに、悠梨亜が死んでしまうのが嫌だから。」「私は、死なないよ。何て言ったっておに…ゴホン。とにかく、私は強いから。」あまりにも溺愛してくれる妹に思わず、打ち明けそうになったからだ。

「じゃあ、ちょっとトイレ行ってくる。覗くなよ。」

「うん。分かった。ここで…やっぱり付いていく。」

龍秀高校は、嘗ての中央院のように女子トイレに小便器を設けたのである。理由としては、トイレの行列の防止と、コミュニケーションを図るように計画したらしい。

だが、トイレをするだけでも一苦労するので、果たして本当に意味が有るのだろうかと疑問に思う。

別に立ちションが男性限定のものではない。古代エジプト等は逆らしい。

スカートだって女性のものではない。男性のものもある。

それを決め付けるのは、ジェンダーハラスメントであり、個々のアイデンティティーの喪失であると考える。

それが龍秀高校の理事長が決めた判断であった。

トイレを済ませ、家に帰った。「今日も、疲れたなぁ。」

過去最高の長さ。飽きずに読んでほしいです!

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