表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蒼依の風~Deux of Meine Rosto~  作者: 恋住花乃
セカンドライフ
67/100

外伝。浦戸慧の苦闘。

レジェンド…南原蒼依が死して後、龍秀高校は不良どもに対抗する手段が消えかけていた。台武学院高校も生徒会長不在で、虎頼院高校も白太郎が行方不明。同盟校、雀山商業の西村朱雄も生死不明。怪しい風が吹き荒ぶ中、この男、浦戸は、二代目レジェンドと仰がれるようになった。

そんな事を認めない、龍野秀保率いる龍野一族は、あらゆる手を用いて暴力主義を絶とうとしていた。

ヤンキーたちの攻撃を防ぐ手段も講さずに。


「俺は、浦戸だ。浦戸慧。天下も恐れるドラキュラの血を継ぐものだ。」その男…浦戸うらどけいは、そういった。

彼は、善良な一高校生だった。龍秀高校の優等生。

しかし、彼は体制に違和感を抱いた。つまるところ、龍野氏独裁にである。そんなときだった。学校を危機から救ったレジェンド…蒼依の死を知ったのは。

これは、学校側の陰謀に違いない。絶対に龍野を処するしかない。そう思ったのだった。「俺は、強くなる。そして、レジェンドの仇を討つ。」彼の決意は固かった。

彼は、腹筋、背筋のトレーニング。体幹トレーニング。など筋肉を強化し、走り込んだ。


そして、彼は、ある日、善意で四方市赤十字献血センターで献血を行った。最初、左側で検査採血し、右側で本採血をした。

その当時は大丈夫だった。しかし、家に帰ってすぐ悪魔の囁きが聞こえた。

「浦戸だな。俺だ。分からないか。ヴラド・ツェペシュ。ドラキュラ公だ。俺は、戦死してその血液を敵の刀に付け、刀に取りついてそれを繰り返してお前に取りついた。」「はぁ、意味わからねぇよ。大体何で俺が取りつかれなきゃいけねぇんだよ。」「お前、今、力が欲しいんだよな。」「まぁ、理事長には腹が立ってるよ。でも、それがどう関係するんだ。別にあんたには関係ねぇだろ。」

「俺は、血が欲しいんだ。だがな。下手に血を吸うと何とかライダーとかに殺されかける。もし、そのリスクを回避してくれるならお前に力を貸す。そんなところだ。」ヴラドの声がする。

「ふーん。悪かないが。その力見せてくれねぇか?」

「フフ。良かろう。左手を上にかざせ。そしてゆっくり下ろせ。そして外側に払え。」指示通り、そのポーズをとった。すると意識を失い何が起こっているのか分からなくなった。

「さぁ、お前、覚悟してもらおうか。」視界がぼやけているが言っていることは理解できる。「どうだ。これがトライアルだな。どうだ。浦戸。腹は決まったか。」

「少しは、強くなったようだな。良かろう。あんたに協力する。但し、俺を殺すなよ。」

「大丈夫だ。俺は強い。何て言ったって吸血鬼だぞ。俺が人間に負けるはずがない。千年早いぜ。」

「その油断が命を縮めるんだよ。」「お前、O型だな。」「何でわかるんだよ。」

「お前に取りついて分かったんだよ。何て言ったって、吸血鬼だぞ。血のマイスターと呼ばれてるんだよ。」

「それがどうかしたの?O型が。」

「良いか?お前。あれの時は吸った血をあんたに供給するかもしれない。」

「現在じゃそんなことしませんよ。」

「俺の口は、蚊のように何層にも分かれている。O型を優先的に供給するから安心しろ。だが、幸いにもO型はどの血液でも固まらない。どんな血液も供給できる。」「そうなんですか?」「お前、今年で受験生だろ。生物基礎の内容くらい理解しろ。」

「う、うるせぇな。別に良いだろ。俺のことくらい。」

「まぁ良いか。今回は見逃してやる。」

二人の話はまだ続くのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ