二人は…
佐沼組のボス、佐沼と蓮龍会の六代目、宍戸は対峙した。
「さぁ、行こうか。佐沼…グホォッ。」
「無駄口叩いとる暇が有るんやったら勝負せんかい。」
佐沼が勢いよく殴りかかる。
「フッ…もらったぁ!佐沼、覚悟しろぉ!」
ガンッ…鈍い音がする。「やるやないか。まぁ、ええやろ。先に進め。寺は近いぞ…」
その頃、雲竜のsideは、「何か、外が騒がしいですね。雲竜様。」
「なぁ、公康。お前に宰相を任せて正解だった。私は、幸福者じゃな。」
「何を、おっしゃいますか。雲竜様がいらっしゃらなければ、私はずっとホームレスのまま一生を終えておりました。」
獅子渡雲竜王とその宰相、倉田公康は語り合っていた。
「さて、鎧を纏おう。公康よ。これが最期の戦になるかもしれん。レッドホークを準備せよ。」
「分かりました。まさか、王城まで襲われることになろうとは。」
龍俊side 「なぁ!本当に寺は近いのか?王城となっている。」「でも、何か有りますぜ。六代目。赤い旗が。」構成員の一人が言う。「よし、攻めにかかるか。」
俺は、ずっと兄は死んだと思っている。たとえ、佐沼がそんなことを言っても信じない。だって、アイツは、目の前で倒れたんだ。兄を殺した犯人を殺すために、組に入ったんだ。アイツは、良い奴だった。勉強も教えてくれた。一緒に遊んでくれた。沢山の思い出である。首魁が俺の兄とは信じたくねぇ。確かめてやる。この目で。
五分後、寺に着いた。
「ここが寺か。何だか、宗教施設を超えているな。もはや、仏教の施設とは思えない。」
「待っていたぞ。侵入者。私は、橘隠行尊円の意思を継ぎし者、獅子渡雲竜だ。勝負してもらおう。」突然、赤いマントを着用した赤銅の鎧が姿を表した。「放て。銃を放て。」雲竜に銃弾を浴びせた。
「無駄だ。このくらい何とも無い。行くぞ。」水圧弾が当たった「うわっ。水なのにあんなに強いとは。もしかして、おい。お前ら、本堂へ行け!きっと何かある。」「ヤバイ。止めろ。ま待て。」ドンッ…「どうした。裏はがら空きなんだな。」
「ちっ…やるじゃねぇか。俺は、まだこれから…。何ッ…ぐわぁ。」
鎧は、弾けとんだ。
「兄さん!大丈夫ですか!「あぁ…済まねぇな。俺は、いまの…今の市政に反対なんだ。天変地異が起きて市長は…行方不明になって。ここが改革のチャンスなのに、何も変わらない。俺は…ただ、人々の…。」兄さん!兄さーーーん‼悲泣の声は、なおも続いた。
次回から、蒼依に戻ります。




