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蒼依の風~Deux of Meine Rosto~  作者: 恋住花乃
セカンドライフ
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WENS~second lesson

「卒業証書授与。南原蒼依殿。あなたは、本校の全課程を修了したことを証する。」中学校の卒業証書授与式を終えて、蒼依は家に帰って、wensのレッスンに行くための準備をした。

卒業証書授与式は、自分の生きるための与式にすぎない。答えと言うものは、その先にある。と誰かが言っていたが、蒼依にとっては、このガールズバンドが、答えなのかもしれない。

「早いものでな。俺は、もう就職だよ。」兄の隆司が言う。

「お父さん。お兄ちゃんに跡をついでもらいたいと思ってるんだよね。」

「誰かがあんな男のあとなんて継ぐんだよ。良いか。蒼依、父さんはな。蒼依の倒れた時も何も文句は言わなかった。だから、変な男らに連れていかれて焼却されそうにもなった。」

「そんな男が居たの?」「あぁ。昏睡状態に陥った蒼依を、連れていって焼却しようとしたやつがな。」「誰が助けてくれたの?」

「確か、龍秀高校の男子生徒だと聞いたが。名前までは分からないな。」

「そうか。分かったよ。お兄ちゃん。ありがとう。」

感謝しなくちゃ。助けてくれた男の子に。


そして、私は、卒業式の次の日、練習に行った。

「いやぁ、入学式楽しみだね。玄佳。」

「そうだね。朱梨ちゃん。」

「ごめんなさい。遅れてしまって。」

「白那ちゃん。まだ慣れてないの?」

「そんなことは無いけど。不器用だからさ。」

「こんにちは。」

「蒼依ちゃん。今日も頑張ろうね。」

「うん。宜しく、朱梨ちゃん。」

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