自分であって自分じゃない。
あれは、夢なのかな。自分が男の子になって四方市で戦って、皆から、レジェンドと呼ばれてね。持て囃されてた。いつの間にか、私は普通の女の子に戻っていてアイドルか何かに加入することになっていて。
そんなことを考えていた。
「おい、蒼依。お腹空いてないか?」
「お兄ちゃん。ごめん。お腹空いたよ。」
「分かった。兄ちゃんが炒飯作っておくよ。ちょっと待ってて」
良い音がする。炒飯を炒める音だ。
なんでだろう。こんな些細な事でも敏感になってしまうのかな。長い間眠ってると。
「何か、上手く歩けないな。長い間眠ってたからかな。」
郵便受けに行って何か来ていないか確かめる。
しかし、色を失った。
夢で見たのが嘘じゃなかったのだ。
「南原蒼依様。WENS第2回レッスンを開催します。
日にちは3/12です。」
手紙が来ていた。何かの間違いではないかと思ったが、どうやら本当であった。「お兄ちゃん。私、アイドルになる。」
「知ってるぞ。その事。何かの間違いかと思ったけどさ。顔写真が入っていたんだよ。奇妙だけど信じるしかないんだよ。」「お兄ちゃん。私のこと、反対したりしない?」
「するもんか。さぁ、ご飯食べな。明日は、月曜日だ。今は、学校では卒業式の練習をしてるぞ。今週でもう卒業だ。蒼依。悔しいかもしれないが、零れたミルクを嘆いていても仕方がない。あと一週間楽しんでこい。」
「お兄ちゃん。有難う。お父さんは?」
「親父のことは、俺は知らねぇ。今日も村民会議と称して酒でも飲んでるんだろう。」
久しぶりの学校。浮いたりしないかな?
私は、不安だった。
訳もわからずに倒れ、そこから気を失い、気がついていたらもう雛祭りのシーズン。
今年は、恵方巻もおせち料理も食べずにね。クリスマスプレゼントも貰ってないね。
もうすぐ高校生か。早いなぁ。龍秀高校に進学することになったらしい。
入試は、もう受けている。あれは、11月。倒れる前の話だ。
猛勉強の末、龍秀特進コースに入学した。ノートとかは全く持たずelephoneを使って勉強するらしい。
最悪なことに文字を打つスピードが求められる。
これを書いている作者は、受からなかったらしい。
文部庁は、これを手抜きと呼ぶが、ゲーム式の学習なので苦にならない。
先生方が作成したアプリをダウンロードし、予習、授業、復習を行う。
状況が一目で分かるので、成績不振者も原因が特定される。授業は、動画で見て、ノート機能を使い必要事項をメモする。
そして、それを見ながら問題を解くわけである。
予習、授業、復習をやっていれば、先生にはあまり怒られないが、テスト点数が良くても、ゲームをやらないと成績が下がる。
地獄の教師陣だが、楽しいので苦にはならない。
作者にとっては、入学したい学校ではある。
次回、二回目練習。
Android5.0やりにくい




