ハジメテノミーティング
蒼依は、律を励ました。
「受け入れなきゃな。この肉体を。蒼依、ありがとう。自信がついたよ。」女の子としての黒崎律はとても可愛かった。
これで、争い起きなきゃ良いのだがな。
そして、律を見舞った後、四方市に戻った。
天変地異により、四方市は日本のどこかにあったのだが、何処かの世界に配置換えをされた。
四方市は延岩真により治められていたが、出張で隣町に出掛けており戻れなくなったため、副市長の多賀頼繁が代理として政治を行っている。
そんな中、獅子渡雲竜と言うお坊さんの子供が、反乱を起こすことを明言した。
「延岩が戻れなくなっても多賀に政権を握らせているのは駄目だ。反乱することが大切。」
獅子渡雲竜は、聖デミオス高校の出身だが、絶対王政に傾倒し、市制を崩壊させんとした。
獅子渡雲竜は、経山地区を本拠とし、人々を震撼させた。抵抗するものは銃で射ち、そうでないものも金品を強奪された。従うものには権力を与え、兵士とした。人口千人を占める経山地区のおよそ、四割が獅子渡雲竜の軍に加わった。
シャー・アヴェトリーヤ・ヘヤマを自称する、獅子渡は、四方王国を建国した。
そんなことも知らず、四方ビジネスホテルに向かっていた。四方王国の国王、雲竜に支配されている直参は、四百人だが、雲竜に属する派閥は、千人を超える。その中の一つ、ガールズハンターと呼ばれる女の子を狩る女軍団が宴会場を占拠してしまった。
「アイドル計画なんて阻止するわ。まるで美しい女性を比較してるみたいじゃないか。行くわよ。皆。」
蒼依は、ついにビジネスホテルについた。
「確か、四階だったな。よし、エレベータで上がろう。」蒼依は、エレベータで四階まで上がり、遂に鳳雅の入り口まで足を運んだ。
『何か気配を感じる。誰かいる。気を付けなきゃ。』
蒼依は、襖を開ける。目の前には20人位の女達が居た。
「貴女、アイドルだとか抜かしてんじゃないわよ。顔折り曲げてやるよ。だから嫌なら逃げろよ。」
「嫌です。貴女方にアタシの夢邪魔させないよ。夢と覚悟を抱いて遥々来てるんだ。絶対に負けないよ。」
遂に戦闘開始となった。
本当はこんなことしたくない。
この体は、俺の体じゃなくて、琉球村の純粋な美少女の体なのに。
喧嘩とは無縁の。なのにアイツらは平気で襲いかかってくる。
俺と同じ色に染めたくないよ。
あおいちゃんには、別な道を辿って欲しいんだよ。
だから、「やめてくれ。」無我夢中で殴った。もう記憶に残さない程度に必死になって、彼女に悪い影響を与えないように。
気が付いていたら皆倒れていた。
「何だと。夢を持つものは、そんなに強いのか。クソッ。退くよ。皆。」
20人は撤退していった。
「何者だったんだ。あの人たちは。」




