龍秀戦後半
「来たぞー。珸瑠驪が来たぞー。」
いきなり来襲したゴロリというやつ。
「行くぞ。迅。殺れるか?」
「やって見せる。伯父上の為にも。」
ゾンビの様な一般兵も刀を持ちこちらに向かってきた。
「暗黒超人ウラカッター参上。」
「装甲蒼龍神。いざ参る。」
二人は目の前の敵をひたすら斬った。
どんどん敵の屍の山が築かれる。
そうして快調に敵を倒していった。
だが、「我は骸冷鬼。痛みを感じぬ者なり。珸瑠驪様を倒すなら、この我を越えてみせよ。」
「蒼依殿。見ててください。僕の戦いを。」迅は襲いかかった。だが、骸冷鬼はそれを軽々と避け。カウンターをした。迅に当たる。
「くっそう。まだだ。黒炎斬!!」
黒い光が奴を切り裂く。だが。
「フハハハッ…その威力そのまま返すぜ。」
「うわぁあ…」
「終わりだ。あばよ。」
「やめろおおお。」蒼依は絶叫した。声が裏返り肉体が女体に変化しながら。
次の瞬間、蒼龍剣は奴の肉を貫いていた。
「お前…やるな。」
「ゴロリ…覚悟しろ!」
道路は赤く照らされ、その光は旧中央院高校でとまった。
「フハハハッ…歓迎しよう。南原蒼依。さぁ、ここがお前の死ぬ場所だ。いざ勝負!」
「良いぜ。望むところだ。」
ゴロリは忍者の姿をしていた。
その為に攻撃しても逃げられ、カウンターをされることが多かった。
「忍者の姿。コピーさせてもらった。蒼雲忍者蒼龍只今参上。」
すると、相手の動きがよくわかるようになった。
「動きをコピーしないとワシには勝てんぞ。さぁ、貴様の終わりだ。えっ?居ない。ぐわっ。」
蒼依は後ろに回り込み、奴の首をとった。
「その、一瞬の油断がテメエの弱点なんだよ。」
しかし、蒼依にはまだ使命があった。
この封印されたものを海中深くに捨てなければいけないのだ。
そう。二度と復活しないように。
蒼龍神には限界がある。幾ら、制限の無いと言ってもさすがに装甲も発熱する。
兎に角、行けるところまでは運ぼうと思った。
装甲の発熱と共に、蒼依を苦しめているものは、自身の女体化である。
通常、男性が着て戦う装甲はとても重く、かなりの負担がかかっていた。
「はあ。はあ。あともう少し。行くぞ。」
蒼依は、この広い大洋。神秘海に向けて飛び出した。
「くそう。予想以上に疲労が来ている。このままでは、まずい。」
背中と足の裏についているブースト機能はかなり弱っている。
徐々に海が近づいて遂に、海上に着いた。
「くそう、ブーストがあ。ダメだ、持たねえ。一旦高度を下げよう。」
そう思ったとたん、装甲の内なる力が覚醒し、視界が追い付かないスピードになって海上を進む。
「うわあ、やめろおおお。」蒼依は本日二度目の絶叫。
すると、装甲の体力がゼロになり海中へ沈む。
そして、数秒後、爆発した。
そのあと、どうなるであろうか。次回、蒼依、自分を見つめ直す。




