尊円
かくして、尊円護衛隊第一陣を味方につけた。「よし、お前ら近道を案内しろ。これで、尊円を倒す準備が整う。」と蒼依は言った。
「分かりました。えーと。今此処だから、第二陣は御堂山東口と西口に配置している。北と南は舗装されてない道である。どちらに進まれるか。」
「近いのは?」
「南口で御座います。」
「なら、行くぞ。南口に。」「おい待て。蒼依。倒してきたぞ。」
「白太郎殿、よく戻った。」
「俺だけじゃないぜ。お前の仲間だと言った彼らも来た。」
「西村朱雄。盟主の邪魔をする尊円を討つ。」
「東島玄佳参上。先の恩義に報いて敵を討つ。」
「よし、皆救援有り難い。今から、橘隠行尊円を攻める。」
「第一陣の皆。その他の人を懐柔してくれ。」
「はい。分かりました。」
尊円side 「今夜は反乱が起こりそうですねぇ。この橘隠行尊円、何があろうとも必ず生き延びて見せましょう。隠尊会の首魁として滅びるわけにはいけませんねぇ。なぁ、森田どの。この御堂山黄然寺の住持を引き継いで頂きたい。」
「と言うことは、この地から逃れるおつもりか。」
「本当はこの地で布教をしたいところですがねぇ。言葉の暴力主義が横行して何とも厭な世の中になって参りました。私はユートピアを大成する為に亡命します。此処に共和国を作ろうとしましたが、無理があったようですねぇ。」
「このあとの政治体制はどのようにすれば良いのでしょうか。」
「分かっております。民衆はかつての地方自治の方が良いのでしょう。だが、貴方か統帥の位を引き継いでも良いでしょう。」
「ならばこの森田潤徳が黄然寺住持と総帥を引き継ぎましょう。」
「有り難いの。では頼んだよ。」
再び蒼依side その頃、四人は獣道を歩いていた。「なぁ、蒼依。こんな獣道、歩かなくても良いだろう。」白太郎が言った。
「此処を案内されたんだ。奇襲作戦にはこれしかないんだ。他のとこにはチャカだのヤッパだの持った奴らがいっぱいだぜ。」
そうこう、文句を言いながら黄然寺の境内に突撃。奇襲によって混乱し狼狽えてる守衛を倒した。
「尊円、目検断だ。さぁ、裁きを受けてもらう。」
「尊円様は逃げられた。この森田潤徳がお相手居たそう。どんなお咎めでも代わりに償おう。その前に、この寺は神聖なところだ。乱闘ではなく、囲碁で勝負を決めようぞ。」
「くそっ。囲碁かよ。ルール知らねぇぜ。」
「囲めばいいはずだ。」
「流石は、東島殿だ。生徒会長でおられるだけはある。さぁ、眼下の石を悉く駆逐するのだ。」
「お前なぁ。主人公なら主人公らしく挑戦しろよ。」
「この小説は四人が主人公だぜ。当然お前も入っている。」と何者かがいう。
「お前は、もしかして筆者か。」
「いかにも、我こそが神なり。俺がこの戦、勝利に収めてやる。君たちはお茶でも飲んでなさい。」
「分かりました。」
「さぁ、試合開始だ。」




