玄麿の暴走~AttacK on KurOmaro~
朱雄は三日たっても意識は戻らなかった。四日目も、五日目も。「朱雄…大丈夫か。死ぬんじゃねぇ。また一緒に遊ぼうぜ。だから目を覚ましてくれ。」だが幸運にも、六日後に彼は目を覚ました。「蒼依…お前、何でここにいるんだ?もしかして、玄麿に殺されたのか?」「馬鹿言ってんじゃねぇ。勇敢な男がお前を殺そうとしていた玄麿とか言う奴を倒しに行ったんだ。彼は逃げたが、お前は助かったんだ。だから安静にしてろよ。その命大切にしろよ。」「あぁ。蒼依殿はどうされるのか?」「玄麿を倒しに行く。お前の仇討ちだ。心配は要らねぇ。やってくるぞ。俺は。」「だが…良いのか?台武学院高校は、龍秀の系列校だよな。」「馬鹿野郎!!ダチを死の寸前まで追い込んだ奴を、赦せる訳がねぇんだよ。玄麿という奴、ここいらの番格を死の寸前まで追い込んでいるらしい。次は俺かも知んねぇ。なら、やられる前にやるしかねぇ。」「俺はあと1週間後に退院らしい。病院内は、セキュリティで安全だけど外は危険だな。」「それまでに倒してきてやる。心配するな。」「分かった。ありがとう。お前、死ぬなよ。」「分かったぜ。」
中央院高校
「やはり、高校で飲むシャンパンは旨いねぇ。このシャンデリアが良いわ。」と蒼陀鬼依。
ここは中央院高校、男子校の予定で建設され、全てのトイレが男子トイレだったが、女子校となった。性別の逆転である。トイレは長い列を作ると思われたが、小便器にする猛者も現れ、さほど不便にはならなかった。という学校である。ややこしいがな。「そうですか?」というのは中峰彩…ここの最後の生徒会長。「あたし、ちょっとトイレに行ってきますね。」「おう。俺はまだ酒飲んどる。」………「すっかり慣れたな。このトイレにも。閉校して10年か。あっという間だったね。恥ずかしかったね。最初の一年間はこのトイレが。」暫くして、「蒼陀様、西村様がお目覚めになられたようです。」「おめでたいことよ。さて復讐する。中央院聖博主元高校の守護者となってくれると思ったのにな。玄麿には効果が強すぎたか。まぁ良い。奴は殺すしかないようだ。」
「御待たせ致しました。南原蒼依、只今参りました。」「蒼依、朱雄の仇を取る覚悟はあるか?あいつは殺すしかないのだ。この出来事を増やさない為には。」「そんな。でも、意識はあるはずじゃあ…」 「あいつはもう元に戻るのは難しい。自分に戻る事は出来ない。そう。」「クッ…人殺したくねぇよ。俺は!でも、朱雄が満足するなら討つしかねぇ。」「君には特訓を積んでもらおう。これをマスターできればきっと玄麿と同等の力が得られるだろうな。耐えれるか?」「分かりました。やってみます。」「さぁ、先ずは弓の特訓だ。意識を集中し、あの的に当てろ。さぁ、放て!」ヒュンッ…カンッ「的を外したが、惜しいぞ。さぁ、もう一度放て。」ヒュンッ…今度は成功した。「お見事。じゃあ次は、動く対象物に放て。魔神ガルシアよ。軽く相手してやれ。」「承知した。貴様、覚悟しろ。先ずは式神よ。行け。」 「甘いぞ。行けぇ。」 ヒュンヒュンヒュン…ダンダンダン「何ぃ。一発だと。俺が行く。」 ヒュン「うぉわ。ええい。」ヒュン「ぐおっ…」ヒュン「う…うわっ…無念。」「お見事。蒼依。後は近距離用の武器を持て。何が良いか?」「長刀とか使えますか?」「おう。じゃあ、今、持ってくるわ。あとは胸当てもね。」「ありがとうございます。」数分後、「蒼依、選んでくれ。30人抜きか、50人抜きか、百人抜きか。」「じゃあ30人抜きで。」「じゃあこの胸当てと長刀を渡す。着用するのじゃ。」「はい。」蒼依の模擬戦は此れからである。
此れからどうなるか分からんの。




