始業式
あっという間に冬休みも終わり、始業式となった。
「今日から学校だ。はぁ。」
「お兄ちゃん、何言ってるの?沙希、昨日から学校だよ。」
「そうだったな。俺の方が休み多かったんだっけ。」
「お兄ちゃん、一緒に学校行こう。」
「あぁ。」
俺らは学校に行った。
「宿題やった?」
「あんな宿題、簡単に終わるよ。」
「そうかな?結構多かった気がするんだけど。」クラスではこんな話題が聞こえた。
そうこうしているうちに、先生が来て、「皆さん、新年明けましておめでとうございます。あと十分後に放送で始業式が始まります。それまで、宿題の準備をして下さいね。」
「えーっ。」回りはざわめいた。
「こらこら、静かに。始まりますよ。」
「えぇ。皆さん、新年明けましておめでとうございます。一年の計は元旦にありと言いますが、皆さんは、目標を立てましたか?今からでも遅くはありません。目標を立て充実な一年にしていきましょう。」と校長先生のお話の後、学活等で帰りはお昼になった。
何も無いだろうとラインの通知を見てみると、「朱雄様が…助けてくれ。」と通知があった。朱雄に身の危険を察知した俺は制服のまま、雀山商業に直行した。
「今何処にいるの?」
「たいくかん裏。テニスコート。」誤字ってる。これは何かあると思って、急いだ。
「ウゲェ、奴、刃物持ってるやん。」
「ククククッ…とどめだ。」シュッ…
「殺らせはせん。玄麿逃がさんぞ。」
「チッ…追っ手が来たか。仕方ない。一度高校に戻る。後退じゃ。後で殺る。」奴は星形を描き一瞬で消えた。
魔法使いか。
「俺は、蒼陀鬼依。奴の暴走を止めてくれ。あいつに対抗できる奴はお前しか居ない。俺はそう思う。だから、お前に協力して欲しいのだ。頼む力を貸してくれ。」
「分かったぜ。俺も仇討ちたいし。」
「ありがたい。なら今度の土曜日に中央院聖博守元高校に来てくれないか?」
「中央院って…あの廃墟高校ですか?」
嘗て、中央院は女子校であったがショッピングセンターになる計画が可決し、校長兼理事長が閉校式を開催し、閉校になった。
しかし工事開始の一日前突如として何かが墜ちて、それからは誰も近寄れなくなった。
工事も保留のままである。
校門の扉はねじまがっていて、ガラス窓はところどころ割れている。
人を寄せ付けない何かがあった。
って…語ってる場合じゃなかった。
「朱雄…お前、大丈夫か?」
「兄者…済まなかった。俺、守りきれなかった。蒼依殿…どうか。朱雀隊の指揮をとって…くれ。俺…お前に…感謝してる。もっと、お前と…早く出会えてたら…良かったな。」
「おい!朱雄!!生きて俺と組むんだろ。死ぬんじゃねぇ。」
「俺、生きて…良いのかな?今まで…俺は…悪いこと…ばかり…してきた。そんな…俺が…生きてて良いのか。」
「何言ってやがる。お前は生きないと駄目だ。死ぬんじゃねぇ。仇を討つんだろ?」
「気持ちは嬉しいけどな。俺、お前が前に言ってた…お互い様の…精神…有っただろ?それにな…基づいて…奴を許そう…とな、思ったんだ。」
「馬鹿野郎!!こんな時に何言ってやがる。これ以上犠牲者を増やすと危険だから奴を倒す。おい!朱雄…朱雄!!しっかりしろ。死ぬんじゃねぇ。おい!救急車を呼べ!!」
救急車は五分後に来た。
そして朱雄は病院に緊急搬送された。三日たっても意識は戻らなかった。




