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ユニコーンを作るスキル  作者: 古山 経常
四章 街角幽霊編

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40 聞き込みする

40 聞き込みする



 イージーの提案通り、昼間は錬金術師を捜して、夜は見回りに時間をあてた。


 聞き込みをするとイージーの浮遊スキルに目が行きがちで、ちょっとした有名人レベルで人が集まってしまう。


「だから夜にやってたのに」


 恨み節を言っていたが、マリアベルは「私を驚かせたんだからその辺は我慢してもらわないと」と謎理論を展開。


 ウォーラが宥める異例の結果を迎えた。


「登録した以上仲間なのです。私の水を飲む変態さんだとしても仲間なのです」


「おい」


 抗議の声を上げたが、無視された。


「仲間……か」


 エルクをチラチラ見てきた。まだ水を飲むシーンを見られていないので、本当なのか疑っているようだ。


「錬金術師って、どんなことするやつなんだ? 村にはいなかったぞ」


「変態さんは田舎者ですからね。私も噂しか聞いてませんが、無から黄金を作る人らしいですよ」


 エルクはウォーラをいじりつつ、伝聞を堂々と語った。だがイージーは首を横に振った。


「私の知っている錬金術師は人造人間を製作していました。私の両脚も錬金術師に……」


 イージーがそう言うとふざけた空気が一気に萎んでいく。


「イージーにそんな過去があったなんて。私より可哀想ではないですか」


 ウォーラは自分が前のパーティーから追放されたことを被害者面しながら語った。


「人造人間なんか作ってるなら町の裕福なエリアに住んでない? 設備とかもいるだろうし」


「確かに。下町は調べ尽くしました。でもいなかった」


「じゃあ、あの方法で入るか」


 エルクには策があるようだ。


「出来るのか?」


「ああ。だが今日は無理だ。オルクを連れてないからな」


 マリアベルとウォーラはなんとなく理解してくれたがイージーはわかっていないようだった。


 エルクの真価を見せる時だ。


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