39 仲間増える2
39 仲間増える2
ギルドに報告したら、イージーが幽霊と勘違いされていた説はあっさり認められた。やはり宙に浮いているのがよかったようだ。足のないイージーは浮いて移動していて、マリアベルが驚いたときもそうだった。
「でもなぁ、依頼は三日間だからねえ。治安維持もあるしねえ」
そして受付の判断で無情の依頼続行宣言を下された。それに異議を唱えたのはイージーだ。
「私は彼等に依頼をしたいのですが、そのパトロールというのはキャンセルになりませんか?」
「キャンセルされますと違約金を払ってもらわなければなりません。払えますか?」
受付の問いに三人は首を横に振った。
イージーは軽くため息をついた。
「では他のかたは?」
「Dランクの剣士達がいますね。今オーガに苦戦して、療養中らしいのですが」
それはエルク達が倒したパーティーだ。ヤバいと思っていると、イージーは断った。そさて言った。
「わかりました。私もウォーラさん達のパーティーに入れてくださいそのあと、私に付き合ってもらいます」
受付はエントリーシートをイージーに渡してきた。イージーは宙に浮いたまま壁に紙をあて、書き込み出した。そさて受付に渡した。
「イージー・コンさんですね。スキルは浮遊と」
「はい」
「では依頼書を作成します。指名依頼でよろしいですね?」
「はい」
エルク達を見てから頷いた。
ありがたかったが、そこまで頼られる理由がわからない。介抱してくれた恩を感じてるわけではないだろうが。
「よろしくお願いします。一緒に頑張りましょう」
イージーが仲間になった!
「よろしく」
エルクが手を握ろうとすると、ウォーラが割り込むように握る。
「イージーは武器は何持ってます?」
先輩風を吹かせたいのか、さん付けではなかった。
「私の武器はこれです」
握手から解放された手を振ると手甲から大きめのナイフが飛び出した。
「備え付けの武器ですか」
ウォーラはホッとしたようだった。またナイフを奢ろうとしたのかもしれない。
「昼間は錬金術師を捜しましょう。夜はパトロールです」
イージーも仕切りたがりのようだ。
早速ウォーラが噛みついた。
「リーダーは私なんです。仲間になったらルールは守ってください」
「苦労しますね」
「それはもう」
「変態さんは黙ってて」
「へ、変態さん?」
「ウォーラは下半身から水が出るけど、エルクはそれを飲んでいるの」
マリアベルの説明にさらに驚く。
「あなたはそんな人とどうして一緒にいるんですか?」
「妻ですから」
イージーは驚き、そして悔いるように言った。
「早まったのかもしれない」
イージーは頭を抱えた。




