↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニコーンを作るスキル  作者: 古山 経常
四章 街角幽霊編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
36/45

36 ごねる

36 ごねる



 昼間まで寝ていた。マリアベルとウォーラはすでに起きていて、勝手に昼ご飯を食べていた。


「だらけすぎじゃない?」


 マリアベルはエルクを見るなり言った。


「二日酔いはさてない」


「私の水、のおかげですね」


 そうではないと否定できないため、無視する。


「仕事は夜からだから、寝てても問題ないだろ?」


「ねぇ、やっぱり行かないとダメ?」


「ダメだろ、普通に」


「えー」


「えーじゃない」


「いいじゃないですか。マリアベルさんがいなければ、変態さんは私とイチャつき放題ですよ。夜の散歩デートなんて雰囲気ありますし」


「ダメよ! そんなの」


「でも幽霊いますよ。マリアベルさん怖いんでしょ?」


「幽霊より、二人きりにするほうが怖いわ。だから行くわよ」


 マリアベルはしぶしぶといった感じで、参加を表明した。本気でウォーラと二人きりにするのがイヤなのだろう。ひょっとして、ここに二人でいるのもそういう理由なのかもしれない。


「残念でしたね変態さん」


「俺は何も言ってない」


「そういうことにしておきましょう。愛人デビューは先になりそうです」


 ウォーラはオーバーに残念がった。どこまで本気かわからない。だが一応は戦力になるのだ。


「オルクは寝かしておくから、ウォーラが頼りだ。あの蛇みたいなので幽霊やっつけてくれ」


「えー」


 今度はウォーラがゴネ出した。


「えーじゃない。これはマジだ」


「私は守られる側じゃないんですか?」


「俺は馬がいないとスキルが使えない。ウォーラは使えるだろ」


「マリアベルさんだって使えます」


「そうだ。スキルは二人が頼りだ。幽霊に通用するかわからないけど」


 ウォーラは渋い顔をしていた。


「リーダーだろ?」


「リーダーのうまみ、なかったじゃないですか。報酬は三等分だし、神官のお金を私にくれないし」


「あれはマリアベルの儲けだ。俺ももらってない」


「不公平です」


「前のパーティーのほうがよかった?」


「それは……、今のほうがいいです。変態さんみたいにからかえる人いなかったんですもの」


「確かに」


 マリアベルと二人で盛り上がっていた。


 エルクはため息をついて、遅めの朝ごはんを注文した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。