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ユニコーンを作るスキル  作者: 古山 経常
三章 水の冒険者編

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25 返り討ちにあう

25 返り討ちにあう



「あ? 誰だ? お前」


 当然の問いが返ってくる。しかしすでに沸騰しているエルクは無視。


「お前、その子のこと笑ったろ。スキルをバカにして」


 そう言われて、剣士はキョトンとした。


「俺はスキルをバカにするやつは許せねえんだ。表、出ろ!」


 剣士に言ったのだが、背後を戦士に取られた。神官も、ローブの男もエルクに向いている。


「なんだ? 怖いのか?」


「ああ、怖いね。表に出たら、スキル使われるだろ」


 見抜かれていた。逃げしか選択肢がなくなる。


「逃すか」


 戦士に羽交締めにされ、動けなくなる。


「オラ!」


 剣士は素手で殴ってきた。店で刃傷沙汰は起こす気がないのだろう。


 悔しかった。馬がいないとエルクは無力なのだ。


 殴られまくるとローブの女性が言った。


「追放でいいです。だからその人を助けてください。お願いします」


 泣いていた。助けるつもりが、助けられてしまった。


 女性の発言に剣士も戦士も従い、エルクへの暴行は終わった。女性の泣く声だけが響く。みな剣士達に非難の目を向けている。


「空気が悪いぜ。他で飲み直すぞ。勘定」


 剣士が巾着のような財布から金をテーブルに置いた。店の人が確認して受け取ると、女性を置いて出ていった。


「派手にやられたね」


 マリアベルが笑って言った。


「まあな」


 エルクは不満そうに答えた。


「臨時収入も入ったし、そっちの人も飲もう」


 マリアベルは巾着のような財布をテーブルに置いて笑った。


 それを見て、エルクも笑った。


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