第三十五章:揺れる真相
「さて、真相についてだが…」和兎が本題に入ろうとした瞬間、まどかが突然、大きな声で「スペシャルパフェ!」と注文を入れた。その勢いにつられるように、きいもすぐに続けて「私も同じもの!」と興奮気味に頼んだ。
和兎は軽く溜息をつきながら、「あ、コーヒーで…」と控えめに頼んだが、二人の女子の勢いに気圧され、なんとも言えない表情を浮かべた。
まどかはクスクスと笑い、「先生、ノリ悪いよ!せっかくだから一緒に楽しもうってのに、ま、いいけどさ。」と茶化すように言った。
和兎は困惑しながら、きいに助け舟を求める視線を送ったが、きいは楽しそうにメニューを眺め続けているだけだった。無言の空気が一瞬漂い、和兎は仕方なくその場に身を委ねた。
しばらくして、注文したスペシャルパフェがテーブルに運ばれてきた。豪華な見た目にきいの目は輝き、まどかも満足そうにスプーンを手に取った。
そんな和やかな空気の中、まどかがスプーンを止めて、急に真剣な表情で話し始めた。「先生たちが今追ってる事件、確かに先生たちには大きいかもしれないけど…学校全体から見たら、実は個人的で小さな問題なのよ。そうやって知らず知らずのうちに、先生たちは術中にハマっていることに気づいてる?」
和兎ときいは、まどかの言葉に耳を傾けた。彼女の冷静で鋭い指摘は、和兎たちが想像していた以上に事態が複雑であることを示唆していた。




