第3話 公爵令嬢なのにフィジカルギフトのスキルが発現
次の日____
腕が…腕が痛いんですけど…
「お嬢様。リューク様がお見えですよ」
「帰っても…」
___バーーーン キィイン
「ロゼッタ!!!今日はスクワットと腹筋だー」
扉も私も壊れそうです…
昨日、せっかく直してもらった扉が、また……
リリアンは扉を一度開け、閉め、もう一度開けてみた。そして、ため息をつきながらそっと閉める。心なしか、昨日より歪んでしまった気がする……
「せめて、ノックしてから入ってきてくださると…」
「ハハハ。すまんすまん」
「ロゼッタ、まだ着替えてないのか!早く着替えるんだ!」
私を見習い騎士だと認識なさってるのかしら…
着替えて鍛錬場でスクワットをさせられている公爵令嬢。
「うむ、なかなかいい。あと3回だ!」
「さっきラストって言ってたのに」
「限界を超えるのが重要なんだ!!」
ロゼッタの脚が急に光り出した。
「なんだ?」
____スキル・フィジカルギフトを取得しました___
何今の声???
「なんだとーーーーーーー羨ましい!!フィジカルギフトなんてレアスキルを取得するなんて羨ましいーーー」
は?
「とりあえずもう、足ががくがくで立ち上がれません」
リュークがヒールをかける。
「筋肉の修復は終わった」
「まだできるな?」
ヒールの使い方これであってますの?
「よし!今日はこれまで!」
「あの、リューク様。本当に私大会に出ないといけませんの?」
リュークはロゼッタの二の腕を確かめるように握る。
「大会に出れば、クリスを合法的に叩きのめせるだろう。俺がやってもよかったがそれでは意味がない。ロゼッタが叩き潰せばあいつはこれ以上ロゼッタを傷つけることもできんだろう」
あ、私のことを思って訓練してくださっているのですね・・・
「ええ、私、出ますわ!!きちんとクリス様に向き合います」
「よく言った、ロゼッタ! 明日からは剣術の訓練も始めるぞ!」
「大会は2週間後だ!」
「フィジカルギフトがあるお前なら誰よりも強くなれる!!」
「え?誰よりも?!はい!頑張りますわ!」
誰よりも強くなる必要あるかしら・・・




