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第2.5話
やっとここまで来た。
この苦しみから痛みから吐き気を生み出す嫌悪感から逃げ出せる。
俺の周りでは死ぬなとなんでとか言ってくる奴らがいたけど、もうそいつらのこともただ自分がちゃんと死ぬなとか言って気持ちを勝手にくみ取って理解して止めてあげたんだよ。偉いでしょ? とか思って言っているに違いないと確信めいた何かを心に決め込んで聞いてしまっている。
でもさ、なんかここまで来たらいろいろ悟っちゃったせいかいろいろ考えちゃうんだよね。
これってまだほかのこと考えられる余裕があるいい証拠だし自分はまだまだ生き続けられるってことなのかもしれないけど、逆に考えてみれば苦しみや痛みから解放されるんだと思ったことで考えられるようになったってことでいいんだよね?
今はもう正常な思考をしていないのかもしれない。
けど、これだけはいいたい。言い残したい。
俺はもう生きることに限界だ。両親は悲しむかもしれないけど、きっとこれが最善の選択だと思う。
それに、なにより、これは俺の人生だ。
いつどこで死んだっていいじゃないか。




