昔々のお話しより・・・・
子供たちは浮かびただ喜び・・・・
ヴァイスに委ね・・・
声を聞く・・・・・
そして風景を見る・・・・
其処は緑溢れる・・・・
雄大な森・・・・・・
「昔々のお話し」
「エルフいや俺らしく」
「長命種と」
「縁龍種は争い合った」
エルフは杖を振るい・・・・
アサルトを持つ者も・・・・
しかしファンタジー衣装に身を包み・・・
キメラゴーレムを操り・・・・
スライムであり巨人・・・
毛むくじゃらの巨人・・・
ライオンのような羽の生えた・・・・
多足の大きなトカゲ・・・・
ただの鎧兵・・・・・
千差万別のキメラゴーレム・・・・
相対するのは質素な着物姿の人々・・・・
仙人を彷彿させる出立振舞い・・・・
ドラゴニアンと呼ばれる種族・・・・
エルフ共に長命である・・・・
「覇権を競い」
「勇を競い」
「当初は何時もエルフが優勢」
森を壊し突き進むキメラ巨人・・・・
仙人の内幾人もが・・・・
叫びドラゴンに・・・・
雄たけびはブレスと成り・・・・・
障壁となり・・・・
凍らせ・・・・
雄大な森は蹂躙され・・・・
子供たちはド派手な神話のような戦いに目が奪われ・・・
「森深くで縁龍種の本領に晒され後退」
「決着はつかず」
そして普通の町人が・・・・・
「やがて」
「多くいる人種に目が付けらた」
エルフの配下はアサルト・・・・
鎧や武具を身に着け・・・・・
キメラゴーレムを率い・・・・・
其れに相対する・・・・・
武装するもののふ達・・・・
土で出来た人形や・・・・
火で出来た人形・・・・
戦い代理戦争と変化し・・・・
ただ消耗していく地獄に・・・・・
有志は奔走するも・・・・
殺されていく・・・・
映るのは黒髪のエルフ・・・・
ヴァイスの殺したエルフ・・・・
子供たちは声を揃え・・・・
「「「グレートフィアウィッチ」」」
其れは哂い・・・・・
世界は燃え徐々に暗く・・・・・
「世界は紅に闇に沈む瞬間」
「其れは現れた」
「ゴブリンより生じた」
「黒翼種」
子供たちは喜び・・・・
「「「フォンセガルディ」」」
褐色の肌・・・
黒い瞳・・・
エルフのような耳・・・・・
金の装飾を身に着け・・・
金の機械兵を従え・・・・
白い翼にて空に堂々と輝く・・・・・
漆黒の黄金・・・・・
「彼らは瞬く間に支配権を確立」
「残る二大国と和平条約を結ぶ」
「こうして世界は滅びを免れた」
銀行のような建物が・・・・
人々がせわしなく動き・・・・・
「魔女と戦う為」
「国に縛らずに動くもの為に」
「冒険者ギルドは作られた」
しかし世界は暗いまま・・・・・
「肝心の魔女は討てず」
紅が燃え盛る・・・・・
「結局代理戦争は継続され」
「大国たちは」
「青のアクートヴァ」
エルフ達が治める・・・・
ファンタジー世界・・・・
「緑のゼードヴァ」
着物着ている・・・・
質素な生活の人々・・・・・
「黄のゴルデンヴァ」
ファンタジーとSFが混じった不思議な世界・・・・
何でもありそんな国・・・・
「と名乗り」
「和平と戦を繰り返す」
白い鎧の美丈夫が映る・・・・
「常に摩耗されるのは」
「人種」
「彼らの絶望と希望より生まれたそれが勇者」
「最後の希望!」
子供たちが声をあわせ・・・・
「「「違うよ」」」
「は?」
ヴァイスは戸惑う・・・・
「「「だってもう汚れて汚れてただの操り人形」」」
子供たちは続ける・・・・
「「「人を貶めるだけの機構」」」
人の希望故に与えられた異能・・・・
<ヒューマンパペッター>に酔いしれ・・・・
以前勇者の知識を与えられる異能・・・・
<リザレクション>によりすれすれの悪事を覚え・・・
ただ大国の操り人形の勇者・・・・
魔女が死んだとて戦は終わらず・・・・・
魔王が消えてくれるわけでなく・・・・
肯定派はヴァイスに希望を託す・・・・
それは悪か・・・・・
お読み頂き有難う御座います。