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「そういえば、もうじき夏休みに入るんでござるが野々さんたちはどうするんでござる?」
大学によって夏休み期間が違うと思う。
たぶん武蔵野大学が最も突入するのが遅いはず。
玲蕗とは一緒にアルバイトをするって計画がある。
野々さんは短期間だけ実家に帰るって聞いている。
夏休みだからもちろん学校は休み。
学校に行く時間を農業の時間にしてるんやろか?
大神田さんが代表して返答してくれた。
思った通り農業三昧の予定らしい。
「そう、2人は夏休みのアルバイトを探してる?」
なにげなく廻琉が夏休みの間に集中してアルバイトをするつもりだと話したところ青山さんが反応してくれた。
「まだ本格的には探してないんですが、三鷹市の夏休みイベントのアルバイトだけは聞いたのでござる」
青山さんはそれを聞いてなぜかニヤリ。
その意味はふたつある。
ののや大神田から聞かされてた通り言葉が面白い。
まるで江戸城で話してるようだ。
もうひとつは夏休みのアルバイトの件。
ちょうど探してた。
今年は夏休みのイベントへの出店を計画している。
すでに申し込んでいて結果が出ている。
「いいタイミングだったね。
実はね、今年はちょっとやってみたいことがあってね」
青山さんが夏休み特別企画の説明を始めた。
野菜やフルーツを卸してるお得意様から夏のイベント企画へのお誘いがあった。
せっかくだからと参加を希望して是非にと返事をもらった。
吉祥寺にある高級スーパー「フレンチ・サプライズ」での夏だけの出店が決まった。
どんな商品を出すかも決まっている。
決まってなかったのが働いてくれる人。
大学の仲間に応援を頼むかと考えていたところだった。
そこへちょうどのタイミングで良さそうな人が見つかった。




