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アオハルはロックでござります  作者: 弁財天睦月
卒業と入学

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2-3

11時の開店と同時に待ってくれていたお客さんがぞろぞろと入ってくる。

みんなのお目当てはカレーだ。

この店は専門店に負けないほどカレー人気が高い。

種類も34と多い。

ただカレーを提供するのは午後2時頃まで。

基本的にはランチタイムになる。

それからティータイムに変わって、午後6時からはディナータイム、あるいはイベントタイムと1日の中でガラッと変わってしまう珍しい店。

やってるほうは大変なようでもあるが店員が交代したりするのでそうでもない。

オーナーである十条夫婦は、小百合さんは午後5〜6時までで上がる。

碧色叔父さんもイベントがなければ上がってしまう。

夜はディナーもあるけどカフェバーのようにアルコールも出したりしている。

夜は副店長が仕切っている。


廻琉の仕事内容はウェイトレスだ。

注文を取って料理を運ぶことがメインになる。

やはりカレーを注文するお客さんが多い。


開店してしばらくするとテレビ局の人たちがやってきた。

簡単に打ち合わせがあって本番となる。

今回のレポーターは芸人コンビの爆発ボーイズだった。

アイドルの来店を期待していた廻琉はちょっぴりがっかり。

夜のバラエティ番組内のグルメコーナーのロケのようだ。


相楽さんと清水さんは積極的にロケには参加したくはないようだ。

そうなるとオーナーの碧色叔父さんは当然のこととして、ウェイトレスとしては廻琉が前面に出なければならない。

そういうことで1回だけ簡単なリハーサルがあった。


実際に撮影開始となったのは午後1時をすぎてから。

爆発ボーイズのほっそりとした氷室とでっぷりとした大黒のコンビが店内に入ってきていよいよロケが始まった。

テレビカメラが入って撮影しても大丈夫ですかというお約束のセリフからスタート。

2人が席に着くと廻琉の出番となる。


「あの、この店はカレーが名物だと聞いてきたんですが···」


水を持っていった廻琉に質問する大黒。

これも台本通り。


「はい、お昼だけなんですが34種類のカレーがあります。

辛さの調整やトッピングもお好みで追加ができますです」


「あれ?

お姉さんはずいぶん若いように見えますね?」


今度は相方の氷室からだ。


「はい、いま

高校生で来年で卒業でござる。

オーナーの姪でアルバイト中でござります」


「えっ、なんか、なんだろ···古風な話し方をする女子高生。へ〜」と言いながらもそれぞれがカレーを注文。

廻琉としてはいつも通りに自然に話してただけなんだけどと思いながらも注文を受けつける。

クメールカレーとアル・ベンタ・タルカリカレーだ。

こんなカレーを扱ってるのはカレー専門店だってないんじゃないかと思う。

注文のカレーを運ぶことで廻琉の出番が終わってしまった。

あとは碧色叔父さんと小百合叔母さんとのお話になる。






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