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アオハルはロックでござります  作者: 弁財天睦月
バンド活動じゃ

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83/110

4-5

「せっしゃ、あまりこのような感じの曲を聴くことも少なく、演奏もしたことがないのでござる。

コード進行を詳しく知りたいでござる。

それと音源も欲しいでござる」


「それなら···

あっ、お昼にしよ。

じゃあ、部屋に来て。

適当になんか作ろう」


「部屋···作る?

野々さんは自炊派なんですね」


「そういうわけでもないんだけどね。

自分の部屋にいる時はね。

ここって近くに飲食店がないから。

駅前まで行かないとってなると面倒じゃない。

コンビニっていうのもね···」


おぉ、これがちょっと感動。

独り暮らしの人の部屋に入るのは初めてのこと。

玄関から入るとすぐキッチン。

4畳くらい。

冷蔵庫があって隣に洗濯機。

自炊をしているだろうと思わせる調味料なんかも並んでいる。

充分だ。


今日はもう面倒なので冷凍食品で簡単にすませるみたい。

冷蔵庫の中には冷凍食品がびっしり。


「ギョーザは好きかい?」


「はい、大好きです」と廻琉は即答。

ギョーザが嫌いという人はこれまで聞いたことがない。


「これ、美味しいんだよね」と味の素のギョーザを見せてくる。

前に1度だけばあちゃんの家で食べたことがある。

へたな店のギョーザより確かに美味しいと思った。

ごはんは炊いてある。

これにインスタントのみそ汁でのお昼ごはん。

そしてダンボールいっぱいのお菓子類も目についた。

米やお菓子は大神田さんから定期的に提供されてるそうだ。

大神田さんは実家暮らしなので食事などの心配がない。

そのため独り暮らしの野々さんのために食品の定期提供をしてくれてるんだとか。

それは助かりますね。


部屋のほうに移った廻琉の目に飛び込んできたのが2段ベッド。

一瞬だけ邪魔にならないのって思ったがベッドの下のスペースが使えてるので部屋の広さはまるまる使えて便利。

正確にはロフトベッドと呼ばれるもので頑丈で階段タイプのもの。


思わぬお昼ごはんになった。

ギョーザごはんだ。

これがまた美味しかった。

さらにキムチも追加された。

これは知ってる。

ぷちコクうまって書いてある2つのパックでセットになってるキムチ。


「まさかとは思うけど、USBとかマイクロSDカードは持ってないよね?」


「今でござるか?

持ってないでござるが···

それがなにか?」


「あの曲のダビング。

とにかくオリジナル曲を演奏していかないとお話にならないからね。

岡山田さんは1曲も作ってないって言ってたけど、あなたは?」


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