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5月6日、連休最終日。
午前中はひたすら課題曲の練習。
てきとうにお昼ごはんを食べて、また再開。
午後3時くらいまで。
夕ごはんにはまだ早い。
かる〜く間食。
まだ時間はある。
お出かけの準備。
午後4時になってこの日初めて外に出ることになる。
時間的には余裕なのでしっかり戸締まりをして三鷹駅に向かう。
ゆっくりと歩いて行く。
三鷹駅から吉祥寺駅まで電車で行く。
回数券を持っているのでそれを使う。
10回分の料金で11枚の券が発行されるので1割分お得。
この日は地下鉄東西線に乗って吉祥寺駅まで。
伶蕗と待ち合わせをしているのは京王井の頭線の改札で午後5時。
ちょっと早かったので伶蕗の姿はない。
改札が見える位置で人の流れを見てるのが面白い。
家族連れやら若い女性が慌てて改札を通っていく姿を見ていた。
もうすぐ急行電車が動き出す。
井の頭線は吉祥寺から渋谷駅まである。
伶蕗がやって来た。
今日はおとなしめのシックなスタイルでいる。
「おこんばんは」
夕方の廻琉はいつも通り。
ハッとこの時、気づいたことがある。
時間が充分にあったんだから美容院に行っとけばよかった。
でも練習ができたからいいかって気を取り直して切符を購入。
井の頭線に乗るのも久しぶり。
廻琉たちは急行に乗った。
吉祥寺駅から4駅目の下北沢まで13分。
下北沢の駅から歩いて3分ほどの劇場にやって来た。
下北沢といえば劇場とライブハウス。
今夜は伶蕗の知り合いが役者で出演する舞台を見にきた。
伶蕗がサポートとして一時的に参加していたバンドのメンバーだった女の人の芝居を見にきた。
廻琉は芝居を見るのは初めて。
それどころか下北沢に来たのもほぼ初めて。
だって用事がないから来ることもないんだもの。
劇場の前に立って看板を見た。
大きな夢の小さな劇場と書いてある。
「もしかして、これが劇場の名前?」
「あら、言ってなかったっけ。
それが劇場名。
小さな劇場ってわりにはキャパ180人」
「えっ、意外に大きくない?
それでこれが今日出る劇団?」
今月のスケジュール表が壁に貼られている。
本日のお芝居は秘密劇団三面童子とある。
その隣にはポスターも貼られている。
「伶蕗の知り合いって誰なの?」
「え〜っとね、この人」とポスターにある出演者の1人を指差す。
「山猫ねずみ···
えっ、山猫ねずみ」




